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差別解消へ立ち上がろう
日教組、教職同が東京でシンポ 「第4回日本・朝鮮教育シンポジウム―民族教育権差別の解消と日朝国交正常化の早期実現を!―」が19日、東京・神保町の日本教育会館で行われた。日本教職員組合、在日本朝鮮人教職員同盟、日本朝鮮学術教育交流協会の共催で、大石忠雄・神奈川県高校教育会館県民図書室長が基調報告をした後、村井謙一・日教組組織局次長が「訪朝報告―9.17平壌宣言直前」、金東鶴・在日本朝鮮人人権協会部長が「民族教育の権利」と題してそれぞれ報告した。 つづいて、朝鮮学校の処遇改善や日朝関係史の研究を進める広島、新潟、千葉の日本市民らが活動を発表。94年に「朝鮮学校を支援する新潟県民の会」を結成し、署名運動、体育館改築のためのカンパ、県や市に対する要望を続けている新潟高教組の小山正明さんは、日本人拉致事件で取り巻く環境は厳しいと述べながらも、「朝鮮学校の問題はあくまでも人権問題。苦しい時ほど声を大きく上げてきたい」と決意を語った。 在日への嫌がらせ中止を 京都の学生ら街頭でアピール 朝・日首脳会談以降、1カ月が経つ現在もまだ朝鮮学校児童・生徒に対する嫌がらせが絶えないが、そのような現状に反対するためのデモ行進が14日、京都市内で行われた。「民族学校出身者の京大への受験資格を求める連絡協議会」(民受連、李度潤代表)が主催したもので、当日は留学同京都、韓学同の学生がともに民族衣装に身を包み、民族打楽器を打ち鳴らしながら、日本市民とともに京都有数の繁華街、河原町周辺を1時間かけて練り歩いた。 参加者の1人は「準備したビラもすべてまくことができ、道行く人々に直接訴えることができた。何の責任もない朝鮮学校の子どもたちが被害の矢面に立たされている現状をこれからもアピールしていきたい」と感想を述べていた。なおデモ終了後、参加者同士の交流会が催された。【留学同京都】 西部地区に新たな潅漑網 价川―台城湖水路完成 平安南道价川市大角里から南浦市江西区域の台城湖までの150余キロをつなぐ价川―台城湖水路が完成し18日、最初の入り口である大角青年ダム前で竣工式が行われた。 同水路は数十万町米(1町米は約1万立方メートル)の大同江の水を20余の貯水池にためて、平安南道と平壌市、南浦市の10万ヘクタールの田畑に供給する自然流を生かした潅漑システム。 朝鮮の西部地区に潅漑網が新たに形成されたことにより、毎年揚水に使われていた6万キロワットの電力と数百台の揚水設備を節約できるようになった。 竣工式には、国防委員会第1副委員長で朝鮮人民軍総政治局長の趙明禄次帥、洪成南総理、朝鮮労働党の桂応泰書記らが参加した。 竣工式では、建設者と支援者に送る朝鮮労働党中央委員会の祝賀文を趙明禄次帥が伝えた。祝賀文は、价川―台城湖水路は軍事優先の旗印を高く掲げて強盛大国の建設を勝利へと導く朝鮮労働党の賢明な指導と全党、全軍、全民の一致団結した威力によって建設された労働党時代の誇らしい大記念碑的創造物であると指摘した。 洪成南総理は竣工の辞で、金正日総書記が新しく示した独創的な方式に従って大規模の水路が建設されたことにより、わが国の西部地区の潅漑システム形成に歴史的な転変がもたらされ、社会主義強盛大国の建設でもうひとつの重要な突破口が開かれたと述べた。 また、金正日総書記は平安北道と黄海北道、黄海南道の潅漑システムをさらに完備する課題を再度提示したとし、建設者たちが价川−台城湖水路工事で発揮した気迫を持って次の段階の水路建設で輝かしい偉勲を創造すべきだと指摘した。 竣工式の後、参加者らは大角青年ダムと水路を見てまわった。(朝鮮通信) 平壌で第8回閣僚級会談 第8回北南閣僚級会談が20日、平壌の人民文化宮殿で開かれた。 会談には北側から金゚星・内閣責任参事を団長とする代表団メンバーと随員が、南側から統一部の丁世鉉長官を首席代表とする代表団メンバーと随員が参加した。 北側団長は基本発言で、北南関係の発展推移を堅持し共同宣言の履行過程をいっそう力強く推し進めることにより、北南関係の発展を誰も逆戻りさせることのできない軌道に載せ、6.15共同宣言を粘り強く履行してひとつになろうとする民族の意志と力を示すべきであると述べ、そのための北側の提案を行った。 南側首席代表は発言で、双方がこの2カ月足らずの間に民族史に記録される多くの意義深いことをしてきたことに言及し、現在履行段階にある北南合意事項を引き続き履行するための一連の提案を行った。(朝鮮通信) 金永南委員長、南側代表団と会見 朝鮮最高人民会議の金永南委員長が21日、万寿台議事堂で第8回北南閣僚級会談に参加した南側代表団と会談した。 会談には統一部の丁世鉉長官を首席代表とする南側代表団メンバーと随員が参加した。 北側からは、金゚星・内閣責任参事を団長とする北側代表団と随員らが参加した。(朝鮮通信) 洪成南総理、豪首相に慰問電 洪成南総理はバリで起こった爆弾攻撃事件と関連し、オーストラリアのジョン・ハワード首相に慰問電を送った。 洪総理は爆弾テロ事件により多数のオーストラリア人の人命被害が出たことを大変遺憾に思うとし、故人と被害者、そしてその遺族に深甚なる哀悼と慰問の意を表すると指摘した。また、テロ行為を強く糾弾するとし、被害者とその遺族が1日も早く苦痛と悲しみから脱するよう心から願うと指摘した。(朝鮮通信) 朝鮮政府がIFAD一行のため宴会 朝鮮政府は国際農業開発基金(IFAD)のレナート・バジョ総裁一行のため19日、平壌の万寿台議事堂で宴会を催した。 宴会で演説した白南淳外相は、一行の訪朝は朝鮮とIFADとの間の協力関係を発展させていくうえで重要な契機になると述べた。(朝鮮通信) |