あの時、このひと言


 「北と南の同胞たちが一緒になって私を応援してくれたので、自分の力を存分に発揮することができた。厳しい試合の連続だったが、優勝することで同胞に喜びを与えることができたことが一番うれしい」(釜山アジア大会柔道女子57キロ級金メダリストのホン・オクソン選手。優勝後のインタビューで)

◇          ◇

 「共同入場を見て涙が止まらなかったし、民族の血がたぎった。やっぱり同じ民族だし、統一は必ず実現しなければならない。共同入場を機に北南がより交流を深め、民族の和解と団結の雰囲気をさらに高めていかなくては」(女性同盟愛知県岡崎支部の林時代さん。釜山アジア大会開会式に参加して)

◇          ◇

 「物心がついた時は、すでに日本が朝鮮を植民地にしていた。日本人が朝鮮人を見下していた時代だった。こんなことが再び繰り返されてはいけない。この塚は日本人にとっては自慢できない、恥ずかしい場所。でもそこから目を背けず、日本の非道を直視してこそ、平和が生まれる」(80年近く塚守をしている清水四郎さん。京都「耳塚」で行われた「供養の集い」に参加して)

日本語版TOPページ