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朝鮮の子どもたちへの迫害、再発防止へ取り組みを
京都府議会が決議、埼玉県では教育長通知 京都府議会は11日、日本人拉致問題と関連して在日朝鮮人の生活を脅かす事件が急増していることにともない、「日本人拉致事件に関する朝鮮籍府民の人権侵害を憂慮する決議」を採択。「拉致行為の怒りを隣人である朝鮮籍府民に向けることは、事実認識の上からも人道上の観点からも大きな誤り。決して許されるものではない」と断じたうえで、事件が再度起きないよう取り組みを強化するとともに、「府民が人権や多様な価値観の大切さを身につける施策の推進にいっそう努めるべきである」とした。京都府では90件以上の嫌がらせ事件が起きていることから、朝鮮学校保護者らによる「未来を育むオモニの会」や総聯本部が京都府や市に対して再発防止策を訴えていた。 埼玉県も10日、市町村教育長や公立学校長あてに教育委員長名の通知を出し、朝鮮学校生徒への脅迫を防止するよう訴えた。(関連記事) ひとつの民族を再確認 第14回アジア大会閉幕 【釜山発=琴基徹、千貴裕記者】北の選手が女子サッカー、女子マラソンで金メダルを獲得した。 一方、南の李鳳柱選手も、男子マラソンで優勝、大会2連覇を果たした。 11日、昌原総合運動場で行われた決勝リーグ最終戦で、北はベトナムを4―0で下し、4勝1分の成績で昨年12月のアジア女子サッカー選手権大会に続き、金メダルを獲得した。 また、13日行われた女子マラソンでは、ハム・ボンシル選手が2時間33分35秒の記録で優勝、金メダルを獲得した。ハム選手は、「祖国を発つ時決心したとおり、みんなの期待に金メダルで応えられたことが何よりもうれしい。来年の世界選手権、2004年アテネオリンピックを目指し、今後もトレーニングを重ねていきたい」と涙を浮かべながら話した。 9日〜13日に行われた競技でも、女子シンクロ高飛び込みで銀、女子10メートル高飛び込みでキム・キョンジュ選手、男子10メートル高飛び込みでチョ・チョルリョン選手がそれぞれ銅を獲得した。 今大会で北の選手は金9、銀11、銅13を獲得、南の選手は金96を獲得した。 第14回釜山アジア大会は14日閉幕式を迎え、開幕式同様共同入場した北南の選手らは、この間のお互いの健闘をたたえながら、記念写真を撮るなど交流を深めた。 南の選手らは、「北の選手と初めて会った時は何か壁のようなものを感じたが、選手村で一緒に生活するうちにその壁がなくなっていくのを感じた。同時に私たちはひとつの民族であり、統一は必ず成し遂げられると感じた」と口をそろえて話していた。 朝鮮人強制連行全国交流集会、28日に東京で 日時と場所を変更 19〜20日に、神戸市で開催される予定だった「朝鮮人強制連行真相調査団第7回全国交流集会in神戸」(本紙4日付既報)は、朝・日間の現情勢を考慮し、内容を凝縮させて、「今、朝鮮人強制連行調査は」と題して28日午後2〜6時、東京・お茶ノ水の中央大学駿河台記念館で開かれることになりました。(詳報) 写真週刊誌「フラッシュ」、過ち認め総聯中央に謝罪 光文社が発行する写真週刊誌「フラッシュ」(10月22日号)が「朝鮮総連『幹部』初激白!」というねつ造記事を掲載したことに対し、韓正治国際局長ら総聯中央と各団体代表たちが9日、同編集部を訪れ総聯を冒とく、誹謗中傷する悪意に満ちた記事だと強く抗議。謝罪し訂正文を掲載するよう求めた。 これに対し同誌編集部は過ちを認め10日、総聯中央に「ご迷惑をおかけしましたことをおわびいたします」との「編集長 井上晴雄」名の謝罪文を提出した。謝罪文は14日発売の同誌29日号に掲載された。 朝鮮の代表団、朝鮮会館訪問 朝鮮社会科学者協会の韓昌彦事務局長を団長とする朝鮮社会科学者代表団が7日、東京・千代田区の朝鮮会館を訪問し、総聯中央の徐萬述議長、許宗萬責任副議長、南昇佑副議長、韓政治国際局長らとともに歓談した。 同代表団は1日、日本入りし札幌で行われた第18回北太平洋国際フォーラムなどに参加し、9日帰国した。 一方、洪鐘輝局長を団長とする朝鮮科学技術討論会代表団も8日、朝鮮会館を訪問し徐萬述議長、許宗萬責任副議長、゙令鉉副議長らと歓談した。 3日、日本入りした同代表団は5、6の両日にかけて東京で行われた第42回学術報告会(主催=在日本朝鮮人科学技術協会)に参加し、朝鮮の植物学と情報技術に関する研究成果を発表した。同代表団も9日帰国した。 29、30日、マレーシアで朝・日国交正常化会談 【平壌10日発朝鮮中央通信=朝鮮通信】朝・日平壌宣言で提示された精神と基本原則に基づき、朝鮮民主主義人民共和国と日本政府間の会談が29、30の両日、マレーシアの首都クアラルンプールで行われる。 会談では、朝・日国交正常化に関する一連の問題が討議される。 労働新聞論説「関係改善は時代の要請」 労働新聞9日付は、「朝・日関係改善は先送りすることのできない時代の要請」と題する署名入り論説を掲載した。 論説は「過去1世紀の間、朝・日関係は不和と対立により極めて不正常な状態にあった。第2次世界大戦後、半世紀有余が過ぎても朝・日間の不正常な関係が持続しているのは誰にとっても、どの面から見ても百害あって一利なしである」と指摘。「朝・日平壌宣言は朝・日関係改善の法的枠組、カギである。朝・日両国がこの宣言の精神と諸事項を誠実に履行すれば、新しい歴史的なページが開かれるだろう」と強調した。(朝鮮通信) 金永南委員長にチリ駐朝新任大使が信任状 最高人民会議常任委員会の金永南委員長にポルラック駐朝チリ新任大使が9日、万寿台議事堂で信任状を提出した。 一方、白南淳外相も同日、表敬訪問したポルラック大使と会見した。(朝鮮通信) 天主教正義具現司祭団が日程終え帰途に 南朝鮮の天主教正義具現司祭団代表団(団長=金秉相神父)が9日、平壌を出発した。空港で朝鮮カトリック協会の張在彦委員長ら関係者が見送った。 代表団一行は滞在期間、白頭山地区、妙香山、チュチェ思想塔、凱旋門などを参観、平壌サーカス劇場で総合サーカス公演を鑑賞した。(朝鮮通信) |