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スポーツ通じ、若者の交流を

在日朝鮮青年体育祭2002

 「在日朝鮮青年体育祭2002」が5、6の両日、茨城県鹿島グリーンランドと周辺の競技場で行われ、サッカー、野球、バレーボール(男女)、ボーリングの4部門に分かれて宮城から岡山までブロック別予選を通過した48チーム、約600人の朝青員が参加した。

 サッカー部門では、大阪・吹田が兵庫・姫路を1―0で破り優勝。金辰浩主将(26)は、「サッカー部が中心となって今年7月、15年ぶりに朝青支部が再建された。今回の優勝を機に、朝青活動にいっそう拍車をかけていきたい」と感想を述べた。また、野球部門では滋賀・大津が4年ぶりに優勝を遂げたほか、バレーボール部門では埼玉・南部(男子)、大阪・商工会(女子)、ボウリング部門では東京・北がそれぞれ初優勝に輝いた。

 全国の朝青員たちがスポーツを通して交流を深め合う恒例行事となっている今大会には、日本人青年たちが初めて参加した。参加したのは、NGO団体「ピースボート」でボランティア活動を続ける日本の青年たち。親善試合でともに汗を流しながら交流を深めていた。

保護者と日本市民の地道な要請実る

東京第9初級運動場を整備

 東京朝鮮第9初級学校(金秀彦校長)が杉並区の協力により、長年の懸案だった運動場を整備した。

 同校の校庭は水はけが悪く、雨が降れば3日は使えない状況にあった。保護者や日本市民による「東京朝鮮第9初級の教育経費助成及び補助金増額等の早期実現をバックアップする杉並区民の会」が区に対して運動場の整備や教育経費増額の陳情を重ねてきたが、区は財政状況が厳しいと補助に消極的だった。たび重なる要請を受け、区は財政措置の代案として、業者を紹介。結果110万円の実費で16年ぶりに整備が実現した。実費は保護者と地域同胞の募金でまかなう。

 9月29日の運動会を新しい運動場で迎えた同胞は、喜びでいっぱいだった。

射撃25メートルラピッドファイアピストルで金、体操、飛び込みでもメダル

第14回アジア大会

 【釜山発=琴基徹、千貴裕記者】男子射撃でキム・ジョンス選手が金メダルを獲得した。

 7日、昌原射撃場で行われた男子ラピッドファイアピストル個人で587点を獲得、南のリ・サンハク選手を1点差で押さえ優勝した。キム選手はこれまで、10メートルエアピストル団体と個人、25メートルセンターファイアピストル団体で銀3つ、50メートルエアピストル個人と団体、25メートルラピッドファイアピストル団体で銅を3つ獲得した。

 また5〜7日に行われた10メートルエアピストル男子団体、25メートルセンターファイアピストル男子団体で銀を、25メートルラピッドファイアー男子団体で銅を獲得した。

 男子シンクロ高飛び込みではリ・ジョンナム、チョ・チョルリョンのコンビが初の国際舞台で銀を獲得、体操女子種目別平均台ではピョン・グァンスン選手が銅メダルを獲得した。8日現在、北は金7、銀10、銅11を獲得している。

 男子サッカーは8日の決勝トーナメント初戦でタイに惜敗、ベスト8にとどまった。女子サッカーは7日、台北を1―0で下し、2勝1分の成績で中国につぎ2位となっている。

 ソフトボールは4位、女子ハンドボールは決勝リーグ戦で1分2敗の成績だ。

 在日選手らも活躍中で、サンフレッチェ広島の李漢宰選手が予選リーグのパキスタン、クウェート戦にMFで出場、決勝トーナメント進出に貢献した。7日に行われた男子陸上400メートル予選に出場した黄日錫選手は準決勝に進出したが、決勝には残れなかった。

 ゴルフ団体は4日間の競技で13位に、ボクシングの崔日領選手は1回戦でカザフスタンの選手と対戦、2ラウンド終了後、レフリーストップで敗退した。

 重量挙げの朴徳貴選手は9位、空手道の金英進、金洋日、呉晟宙、崔英重、゙英鎬選手らは11、12日の競技に出場する。

金委員長、セネガル大統領に慰問電

 最高人民会議常任委員会の金永南委員長は3日、セネガルで最近、旅客船が沈没し多くの人が亡くなったことについて同国のワッド大統領に慰問電を送った。 金委員長はそのなかで、大統領とセネガル政府が今回の事故の被害を1日も早くいやし、被害者の生活を安定させることを願う、と指摘した。(朝鮮通信)

楊副委員長、カンボジア代表団と会見

 最高人民会議常任委員会の楊亨燮副委員長は7日、万寿台議事堂でカンボジア友好代表団と会見した。対外文化連絡委員会の金進範副委員長、マノリン駐朝カンボジア大使が同席した。席上団長は、カンボジア人民は国の統一をめざす朝鮮人民のたたかいに常に全面的な支持を送ると強調した。(朝鮮通信)

ドイツの音楽団が公演、古典作品を披露

 ドイツの音楽団、ムジカ・アンティカ・ケルンの公演が6日、平壌の尹伊桑音楽堂で行われた。康能洙文化相、宋錫煥文化次官など関係者、尹伊桑氏の夫人とヘルトラムフ駐朝ドイツ大使らが鑑賞した。

 公演では、ハイニッヒェン作曲の2つのオーボエ、2つのビオラと低音楽器のための序曲ト長調、テレマン作曲の2つのオーボエ・ダモーレ、2つのバイオリンと低音楽器のための協奏曲イ長調など古典音楽作品が披露された。(朝鮮通信)

発展途上諸国の持続的経済発展主張

 9月30日、第57回国連総会第2委員会会議で演説した朝鮮代表は、発展途上諸国の持続的な経済発展をはかることは先進国が担った道徳的義務であると述べ、次のように指摘した。

 持続可能な開発において重要なのは、一方的な利益追求の立場から脱して国家間に平等と互恵の原則に基づいて、具体的な現実条件に合致する経済協力と交流を強化することである。

 とくに、発展途上国が負った過重な対外債務を無効化し、貧困の清算など経済発展に必要な資金と技術を無条件提供すべきである。(朝鮮通信)

往来ニュース

 7日 朝鮮出版活動家代表団(団長=李在一出版指導局局長)が中国訪問のために平壌を出発した。
 5日 イタリア人民民主主義統一左翼党代表団(団長=カプアノ書記長)、ドイツ共産主義青年同盟代表団(団長=クルス委員長)がそれぞれ空路平壌に到着した。また、平壌新聞社代表団(団長=宋楽均責任主筆)が中国訪問のため列車で平壌駅を出発した。(朝鮮通信)

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