「対北秘密資金支援疑惑」は謀略劇
朝鮮中央通信
【平壌4日発朝鮮中央通信=朝鮮通信】南朝鮮ハンナラ党の反統一分子たちが最近、朝鮮にかこつけて「4億ドル対北秘密支援疑惑」という謀略劇をねつ造して騒ぎ立てている。
9月26日、ハンナラ党代表は記者会見で、南朝鮮の現当局が北南最高位級会談のため「北へひそかに4億ドルを送った事実」が明らかになったとしながら、「利敵行為」だの、「戦力増強」だのと、われわれにまで言いがかりをつけて悪意に満ちた悪口を並べ立てた。 そして27日、ハンナラ党議員総会では、今事件で「統一問題を醜悪なヤミ取引というレベルに転落させた」との挑発的な文句の入った「決議文」まで採択、流布させた。 これを契機にハンナラ党は突然、何か大きな事変でも起きたかのように「疑惑」問題をけん伝している。 実に茶番劇である。 ハンナラ党の「疑惑」騒ぎは一言で言って、迫り来る大統領選挙を控え、自分のライバルを「利敵」行為をした政敵に仕立てて除去しようとする組織化された謀略行為に過ぎない。 この謀略騒ぎは、祖国統一の里程標である6.15北南共同宣言を白紙に戻そうとする犯罪であって、とうてい許されない。 周知のように、ハンナラ党の反統一分子らは終始一貫、北南関係の改善を快く思わず、歴史的な6.15北南共同宣言に対し最初から反旗をひるがえしてその履行を妨害してきた。 とくにハンナラ党は今、6.15共同宣言の生命力によって北南関係が和解と協力の方向へ急転換しているこんにちの良好な環境とムードが、大統領選挙に臨む自分らに決定的に不利だと見なしている。 そのため彼らには、6.15共同宣言そのものを覆し、北南関係を根本的に凍結させる衝撃事件をでっち上げることが切実に必要であった。 このことからハンナラ党は、組織化された謀略劇として「対北秘密資金支援疑惑」というシナリオを作り上げ、それを演出したのである。 北南関係が好転するたびに水をさし、とくに選挙ごとに北風だの何だのといって事件をねつ造し、民族の和解と団結、統一を邪魔しているハンナラ党の謀略劇をわれわれは決して黙過しないだろう。 われわれは、ハンナラ党の反統一分子が全民族の統一意志に逆行して謀略騒ぎに熱を上げている以上、それに応じた計算をはっきりするだろう。 |