がんワクチン開発
朝鮮の医学科学院腫瘍研究所が新たな癌再発転移予防薬を開発し、患者の治療に広く利用している。この癌ワクチンは、手術を受けた患者に接種して彼らの寿命を延ばすのを基本にしている。
癌予防薬研究室の李一勲室長の話によると、癌患者が治療しても完全に回復せずに死亡するのは、手術を通じて癌組織をきれいに切除したとしても癌細胞が絶えず増殖するところにその原因がある。ところが、癌ワクチンを患者に投与すると、周辺のリンパ球が強く反応して免疫が活性化する。このとき、体内のリンパ球は、最大の免疫力を発揮し、移転する癌細胞を攻撃することになる。 同研究所の研究者たちは、動物実験でワクチンの癌の増殖抑圧制率と生存率が明白に高いことを確認したうえで、進行期胃癌の手術後の患者にワクチンを接種した。結果、彼らの生存率が大きかった。 手術後、一定の期間が過ぎて、肝臓およびその他腹腔内に異常結節が生じた患者にもワクチンを接種し、臨床観察を行ってみたところ異常結節に対して縮小、または停止させる効果があった。 ワクチンは副作用がなく、治療効果が明白である。このワクチンを接種した患者の反響は、非常によい。 現在、研究所ではワクチンに対する研究を引き続き行う一方、治療も活発に行っている。(朝鮮通信) |