ピョンヤン学生少年芸術団の日本公演

個人技と民族性を強調

万景台学生少年宮殿 リョン・ユンハク総長に聞く


 【平壌発=姜鐘錫、姜イルク記者】30日から始まるピョンヤン学生少年芸術団の日本公演。メンバーは万景台学生少年宮殿に所属する7歳から15歳までの37人の学生少年たちだ。同宮殿のリョン・ユンハク総長(50)に話を聞いた。

 ―メンバーの特徴は。

 1000人の舞台出演学生がいるわが宮殿の中でも優秀な37人が選出されている。彼らは、最近行われた中国、マカオ、シンガポールなどの海外公演、そして南朝鮮、国家行事である「迎春の集い」で活躍した者だ。

 ―今公演の特徴は。

 1978、83、86年の3回にわたって日本公演を実施したが、時が過ぎるとともに学生少年たちの芸術技量も大きくアップした。20世紀の公演が総合アンサンブルだったとすれば、今回21世紀に披露される公演は、個人技を強調したものと言える。

 演目は、歓迎会などで披露するものも含めて40ほど準備している。内容は大きく分けて器楽、声楽、舞踊の3つに区分することができ、個人技を強調するといったように、独奏、独唱などを多数組み込んでいる。

 また、民族的なものを多く用意している。チャンゴ独奏、カヤグム独奏、チャンセナプ独奏、高音チョッテ独奏など民族楽器を使った演目が多く、歌も朝鮮民謡などを基本に構成している。

 ―個人演目の中で注目されるのは。

 リ・ジンヒョク(15)、チョン・ソルミ(15)だろう。木琴、クェンガリ、木澤、テブクの4つの楽器を扱えるうえ、歌もうまい。2人の舞台は華やかなものになるだろう。

 チャンゴ独奏をするキム・ドンリョン(7)は、演奏しながら同時にサンモを回すことができる。

 独舞のオ・スヒャン(8)、独唱のカン・へリョン(9)、キム・ジュヒャン(10)も水準が高い。公演時間は1時間20〜30分を予定している。

 ―公演まで残りわずかだが。

 在日同胞らの大きな関心を集めていると聞くが、その期待に必ず応えたい。

 日本には37人の学生少年と12人の教員らが行くが、みな日本、外国に行くという意識は持っていない。

 同胞らに会いに行くという認識だ。それだけわれわれも意気込んでいくということだ。

日本公演の日程

10月30日(水)

千葉 青葉の森公園 芸術文化ホール
TEL 043・233・6112

31日(木)


中野サンプラザ
TEL 03・3945・9680

11月 4日(月)

神奈川県民ホール
TEL 045・251・0259

5日(火)


文京シビックホール
TEL 03・3945・9680

6日(水)

茨城朝鮮学園
TEL 029・241・4163

8日(金)

仙台市民会館
TEL 022・229・3411

10日(日)


札幌メディアパーク・スピカ
TEL 011・532・8121

12日(火)


福岡 宗像ユリックス
TEL 092・291・0051

13日(水)


下関海峡メッセ
TEL 083・223・9355

14日(木)

広島厚生年金会館
TEL 082・263・5311

15日(金)


兵庫県立文化体育館
TEL 078・251・3681

17日(日)


京都会館
TEL 075・841・6497

19日(火)


名古屋市民会館
TEL 052・733・8097

21日(木)

大阪朝鮮文化会館
TEL 06・6323・2551

22日(金)


東大阪市立市民会館
TEL 06・6323・2551

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