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科学技術発展に力を

朝鮮政府代表団団長/G77外相会議で強調

 9月19日、ニューヨークで開かれた77カ国グループ(G77)外相会議で朝鮮政府代表団団長の崔秀憲外務次官が演説し次のように指摘した。

 G77は、第1回開発途上諸国首脳会議で討議、決定した各問題を今年の国連総会に上程させて、「世界化」の否定的影響を克服するための実践的な措置が講じられるようにすることが重要である。

 また、発展途上諸国の科学技術発展を促す問題に特別な注意を払うべきであり、さしあたり、10月にアラブ首長国連邦で行われる「科学技術に関するG77開発途上国高位級大会」で科学技術分野での南南協力を拡大、発展させる問題と戦略の作成が成功裏に行われるよう期待する。

 さらに、国連システム内で行われていた技術移転に関する多角的協議制度の復活問題が国連総会でより積極的に審議されるようにすることが重要である。

 そして、発展途上諸国の経済成長と開発に有利な国際的環境と条件をもたらす実践的な措置が講じられるべきである。

 とくに、世界貿易機関(WTO)、国際通貨基金(IMF)、世界銀行が世界経済発展の主要政策決定権を独占しようとする傾向を徹底的に警戒し、これに関して国際経済問題に対する分析と協議、政策作成において国連の中核的な役割をいっそう強化する問題が強調されるべきだ。

イスラエルは即時撤収を/朝鮮外務省代弁人が指摘

 朝鮮外務省スポークスマンは9月26日、パレスチナ情勢がふたたび悪化していることについて朝鮮中央通信記者の質問に答え、自分の気に入らないからといって他国の指導部と政権交代を要求するのは許し難い内政干渉であり、その国の人民に対する冒とくになると強調した。

 同スポークスマンは、イスラエルが19日の自爆攻撃事件を口実に、戦車やブルドーザーでアラファト氏のいる建物を包囲して外部と完全に孤立させ、この建物以外の自治政府本部区域内の建物をことごとく破壊したことに言及しながら、中東問題の早急な解決を望む国際社会の努力に対する挑戦であると指摘。イスラエルに対し、占領したすべてのアラブの領土から無条件撤収するよう求めた。(以上朝鮮通信)

米大統領特使3日から訪朝/相互関心事など意見交換

日・朝改善のかけ橋に

 平壌9月30日発朝鮮中央通信によると、ブッシュ米大統領の特使として、ケリー米国務省東アジア・太平洋問題担当次官補が今月3日から5日まで訪朝する。特使には、米合同参謀本部将官と国防省の高位人士たちが同行する。特使は訪朝期間、ブッシュ政権の対朝鮮政策と対話再開の立場について説明し、両国間の相互関心事などについて意見交換をする。

金永南委員長、MBC公演団と会見

 金永南最高人民会議常任委員長は9月27日、南の文化放送(MBC)公演団(団長=金重培社長)の指揮メンバー、リ・ミジャさんをはじめとする歌手たちと会見した。康能洙文化相、関係者が同席した。

ニュージーランド大使が信任状提出

 金永南委員長にテイラー駐朝ニュージーランド新任大使が26日、万寿台議事堂で信任状を提出した。金委員長は信任状を受理した後、大使と談話を交わした。
 また白南淳外相も同日、大使と会見した。

楊副委員長、タイ女性代表と会見

 楊亨燮最高人民会議常任委員会副委員長は26日、万寿台議事堂でタイ全国女性理事会代表団(団長=ニムソムブン委員長)と会見した。

 団長は席上、今後、両国女性組織間の連携を強化し、両国間の友好関係をさらに発展させることに寄与したい、と述べた。

対文協など、中国創建53周年で宴会

中華人民共和国創建53周年に際して26日、朝鮮対外文化連絡委員会、朝中友好協会中央委員会が宴会を催し、武東和駐朝中国大使と大使館員らが招かれた。文在舞ホ文協委員長代理、金英日外務次官と関係者らが参加した。

 演説した武大使は、中国の党と政府は伝統的な中朝友好をつねに重んじており、これを発展させるために積極的に努力してきたし、今も力を注いでいる、と強調した。

ロシア・内務省協奏団が2カ所で公演

 ロシア国立アカデミー内務省協奏団の招待公演が25日、烽火芸術劇場で行われ、鄭夏哲朝鮮労働党書記、カルロフ駐朝ロシア大使、市内の勤労者らが鑑賞した。

 公演では「金日成将軍の歌」合唱に続き、侵略者に勇敢に立ち向かったロシア人民のたたかいを形象した戦時歌謡「正義のたたかい」「進め」、ロシア軍隊と人民の楽天的な生活、民族的情緒を披露した男声独唱と合唱「軍官たち」、舞踊「垣根のそばで」、そして朝鮮の歌が披露され、「金正日将軍の歌」合唱で幕を閉じた。

 また、27日には4.25文化会館でも公演し、芸能人、市内の勤労者、カルロフ駐朝ロシア大使と各国の外交代表、大使館員らが鑑賞した。

安辺青年2号発電所完工、操業式

 安辺青年2号発電所(金剛山)が完工し、25日に操業式が行われた。韓成竜朝鮮労働党書記、郭範基副総理らが参加した。

同発電所は、江原道の人民たちが困難な状況下にもかかわらず3年余の期間に建設したもので、国の不足する電力問題の解決と江原道の経済発展、人民生活向上に寄与できるようになった。

朝鮮労働党中央委員会は、建設者と支援者に感謝文を送った。(以上朝鮮通信)

南の漢拏山、智異山登山/在日朝鮮人登山協会

これで5大名山制覇

 在日朝鮮人登山協会(金英・会長)のメンバー31人が9月14日から6泊7日の日程で南朝鮮を訪れ、漢拏山と智異山に登った(写真)。朝鮮半島の5大名山、北の白頭山と金剛山、妙香山に続いて南の両山に登ったことで朝鮮半島の5大名山を制覇した一行は、感激と喜びに包まれていた。

 6.15共同宣言が履行されるなか、今回の登山は「大韓山岳連盟」の招請、「在日大韓体育会」の協力で実現。参加者らは「統一祖国」を実感した。

 茨城県在住の張泳祚さんは、「今回の登山を通じて統一を願う気持ちをあらためて確認し、一日も早く民族の分断に終止符を打たなければならないという気持ちを強くした。すべての協会会員を含む在日同胞、孫らには北と南の名山を自由に行き来できるようにさせたい」と感想を述べていた。

豊橋初級が初の公開授業

国会議員、豊橋市長らが参加

 豊橋朝鮮初級学校(朴容佑校長)が9月22日、市内の教育関係者を対象に授業を公開。早川勝豊橋市長、山本明彦・衆院議員(自民党)、学校関係者ら38人が参加し、朝鮮学校に対する理解を深めた(写真=中央が早川市長)。同校が日本人関係者に学校を公開するのは創立57周年以来初めて。

 講演会や懇親会も行われ、昼食にはピビンバやキムチを囲んで交流が行われた。山本議員は、「すぐ近くに事務所があるが、朝鮮学校に入るのは初めて。今の情勢を考えると一番いい時期にしたと思う。助成金が低いことはよくない」と述べ、「私なりに努力していきたい」と決意を語った。

 また、高師小学校PTAの柏村公子副会長は、「朝鮮学校の卒業生が日朝の架け橋になる。PTAの活動や家庭教育を通じて朝鮮学校に対する偏見をなくしていきたい」と語っていた。【豊橋初級】

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