同胞の店

花屋・プリンセス&プリンセス
(東京都荒川区)

手頃な値段と質の良さが魅力


 営団地下鉄町屋駅から徒歩5分ほどの距離に位置する花屋、「プリンセス&プリンス」。

 こじんまりとした店内には、北足立市場から仕入れた季節の花が所狭しと並ぶ。オーナーの鄭姫叔さん(42)自らアレンジするオリジナルのブーケや花束、スタンドが人気だ。季節の花をあしらった花束は300円、アレンジメントは1000円からと値段も手頃。「鮮度が良いので、花が長持ちする」と、地元の人々に親しまれている。利用者の多くは地元企業で、一度依頼があった企業からは、二度、三度と注文が来るそうだ。

 オープンは9年前。「夫の妹が『ブライダル&オリジナル  サラン』(荒川区)をやっており、『タイアップしてやってみないか』という周囲の勧めで始めた」という。小売業のかたわら、「サラン」でてがける結婚式では、式場に飾る花やブーケなどを一手に引き受けている。

 鄭さんがアレンジとともに力を入れているのが、ラッピングだ。同じアレンジでもラッピングによって印象ががらりと変わるそうだ。「用途を丁寧に聞き、お客さんのイメージに限りなく近いものを提供できるよう心がけている」(鄭さん)。

 荒川支部傘下の女性同盟分会や地域の日本市民からの依頼を受け、フラワーアレンジメントの「出張講習会」も行っている。個人向けの教室も開いており(要予約)、とくに「ブライダルコース」が人気だ。ブライダルブーケを自分で作りたいという女性、娘にプレゼントしたいという母親の参加が多い。

 「季節の変化を身近に感じられるのが花の魅力。日常生活にさりげなく取り入れてみては」(鄭さん)(花)

 料金  フラワーアレンジメント  1000円から(電話注文可)

 営業時間  午前10時〜午後7時。火曜休。東京都荒川区荒川4―40―3。TEL  03・3803・7083。

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