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総聯大阪府本部代表

太田知事を表敬訪問

 呉秀珍委員長をはじめとする総聯大阪府本部代表らが新年に際して17日、太田房江・大阪府知事を表敬訪問した。

 呉委員長は席上、知事が昨年3月、6.15共同宣言を支持・歓迎するとともに市民レベルの日朝友好を深める目的で開催された「大阪ハナ・マトゥリ」に協力してくれたことに謝意を表した。また、朝鮮学校の生徒たちが文化・スポーツ分野で活躍していることに言及しながら、今年、創立50周年を迎える朝高訪問を要請した。これに対し太田知事は、引き続き日朝友好促進のために尽力していくことを確認。朝高生らの活躍に期待を寄せているとともに、大阪朝高訪問問題については前向きに検討していくと答えた。

 これに先立ち、代表らは16日に磯村隆文・大阪市長、8日に連合大阪の前田修会長を表敬訪問した。また、21日には大阪駐在中国総領事館の王泰平総領事(大使級)と歓談するほか、日朝友好促進府議会議員連盟の橋本昇治会長をはじめとする役員らと懇談会を開く予定だ。

「同胞社会守っていきたい」

各地で20歳の青年祝う

 在日朝鮮青年の日(14日)に際して、20歳を迎える同胞青年を祝う集いが引き続き各地で開かれている。

 群馬では13日、前橋テルサで祝う集いが行われ、地域同胞や保護者、友人ら190余人が20歳を迎えた青年たちを祝福した。

 集いでは大人の仲間入りをした17人が幼い頃の写真とともに紹介された後、各自が決意を述べた。朝鮮大学校教育学部に通う崔正さんは、「大人の自覚を持ち、豊かで仲むつまじい同胞社会を守っていきたい」と抱負を語っていた。

 会場では子供が父母の結婚記念日を当てるゲームや親子のリンゴむき競争などが行われ、大いに盛り上がった。

 祝う集いは今月下旬まで各地で続けられる。

金永南委員長にイラン新任大使が信任状

 最高人民会議常任委員会の金永南委員長にミアンジ駐朝イラン新任大使が16日、平壌の万寿台議事堂で信任状を提出した。金英日外務次官が同席した。

 金委員長は信任状を受理した後、大使と談話を交わした。(朝鮮通信)

科学院に人材養成の情報技術学校を新設

 平壌14日発朝鮮中央通信によると、科学院に情報技術学校が新設された。

 情報部門の人材養成を目的とする同校は、これまで科学院傘下情報部門の各研究所が運営していたプログラム学校と集積回路(IC)技能工学校などを母体としている。

 プログラム科、デジタルコントロール科、精密機械科などの学科が設けられ、工科系統を希望する高等中学校卒業生を受け入れる。

 同校では科学院の数学研究所、物理学研究所など権威ある科学者、技術者が講義を行い、科学院傘下の部門別研究所での実習など、実技教育がきわめて重視されている。(朝鮮通信)

「有事法制」は軍事膨張策の延長

 民主朝鮮15日付は、日本首相が年頭記者会見(4日)で「日本に危害を与えるかもしれないグループが存在する」と述べ、それに備えた「有事法制」の整備を力説したことを論評。「日本の軍事大国化と海外への軍事力進出を狙った膨張政策の延長である」と指摘した。

 そして、「日本は、日米防衛協力指針(ガイドライン)関連法案の採択によって交戦権と参戦権を獲得し、テロ対策特別措置法の採択によって自衛隊の海外派遣を合法化している。このような状況下で有事法制まで整備され、戦時法が採択されれば、自衛隊はアジア太平洋地域でもっとも危険な侵略勢力になるというのは、火を見るよりも明らかである」と強調した。

 一方、15日の朝鮮中央通信も日本首相の年頭記者会見での発言を論評し、「アジアと世界平和への重大な挑戦であり、とうてい許されない」と非難した。(朝鮮通信)

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