米共和党「ミサイル脅威」ねつ造

「ワシントンポスト」報道


 米紙「ワシントンポスト」は14日付で、米CIAが朝鮮などの長距離ミサイルが米国に対する脅威になると評価を変えたのは、共和党が支配する議会の政治的圧力が作用した、と報じた。

 米CIAは、去る95年に作成した報告書で、2010年以前には、ロシア、中国以外には長距離ミサイルで米国に脅威を与えられる国はないとの評価を下した。これに対してMD推進をもくろむ共和党は圧力を加えたばかりか、98年7月には現国防長官であるラムズフェルド委員が朝鮮などのミサイルが脅威になるとの報告書を発表、これを転機に99年にはCIAがこの報告書の趣旨に沿うよう評価を変えたとのこと。

 共和党が朝鮮のミサイル能力を誇張、脅威に仕立て上げたのは、MD推進の口実を得るため。

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