友好協力関係強める契機に

金正日総書記の演説


 われわれは今日、中国共産党中央委員会総書記で中華人民共和国主席の江沢民同志をうれしく迎えた。

 私は、尊敬する江沢民同志と平壌で再会できたことをたいへんうれしく思い、朝鮮労働党中央委員会と朝鮮民主主義人民共和国国防委員会の名で、江沢民同志のわが国訪問を今一度熱烈に歓迎する。

 江沢民同志は、世紀の交代と共に朝中友好関係が新たに発展している時期にわが国を訪問した。

 これは、朝中両国間の友好協力関係を新世紀にも絶えず強化発展させようとする中国の党と政府と人民の願いを示している。

 朝鮮と中国は山河がつながっている隣邦であり、両国人民は長い友好の歴史をもっている。

 世代が交代し、多くの物事が変わったが、われわれ両国の党と国家、人民はつねに朝中友好を重んじ、発展させてきた。

 中国人民は今日、尊敬する江沢民同志を首班とする中国共産党の指導のもとに、現代的で文化的な中国を建設するために力強くたたかっており、平和と発展、協力をめざす中国の党と政府の対外政策によって、中国の国際的地位と役割は日増しに高まっている。

 われわれは、中国の党と政府と人民が中華人民共和国を富強で現代化された社会主義国に建設し、国の完全な統一を実現するための今後の活動で新たな成果を収めるよう心から願っている。

 新世紀の要請に即して朝中友好をさらに強化発展させることは、両国人民の利益に合致し、アジアと世界の平和と安全にも寄与することになる。

 わが党と人民はこれまでと同様、今後も朝中友好を引き続き発展させるため大いに努力するだろう。

 江沢民同志の今回の訪朝が両国間の友好協力関係をさらに強める有意義な契機になるものと確信する。

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