同胞コミュニティー東西南北
充実した教育・生活環境を
福島初中・教育会
ここに注目! |
◆10月に創立30周年式典 |
◆寄宿舎、校舎を一大補修 |
◆1世の情熱継ぐ |
◆学校運営の土台築く |
福島朝鮮初中級学校教育会(黄英鉄会長)は、1971年4月1日の学校創立以来、県下在住同胞がそれほど多くない中でも、子弟教育のため注いだ1世同胞らの情熱と献身的な努力を代々受け継ぎ、学校運営と教育環境を充実させるための運動を展開してきました。
21世紀の新時代を迎えた今学年度の4月末、教育会では総会を開き、これまで30年間の活動の成果と教訓を総括し、新しい時代と同胞らの多様化する要求を実現するための活動方針を採択するとともに、役員を選出しました。また、10月7日の学校創立30周年記念式典とともに、寄宿舎と校舎の一大補修工事を行うという、記念事業の内容が発表され、全会一致で採択されました。実行委員長には教育会会長が選出。 わが校は創立当時、地理的条件によって全寮制として出発し、現在も約70%の生徒が寄宿舎で生活しています。したがって本校発展のためには、寄宿生の生活環境を充実させることが1番切実な問題となるのです。これまでも1、2世の諸先輩たちによって、15周年の際には体育館の新設、校舎の大補修工事を行うとともに、学校運営の自立的土台を築くこともできました。20、25周年の際にも補修工事をして教育環境の改善を図ってきました。 今回の補修工事の内容は、寄宿舎の部屋とトイレ(10ヵ所)、浴場、校舎と寄宿舎屋上の防水、給水管の配管、照明器具などの全面改修と、コンピューター室、理科室、図書室、食堂の改修工事、寄宿舎内部の塗装などです。7月末からの夏季休校期間を利用して補修工事を実施し、2学期の始業式(8月27日)、ほぼ完成した寄宿舎にオモニたちは満足そうな顔で子どもたちの荷物を運んでいました。今後も学校を愛する運動を活性化させ、広範な同胞らに支持される民族教育が実施されるようバックアップしていきます。(理事一同) |