金剛山歌劇団の岐阜公演

心に響く平和願う旋律

音楽舞踏組曲「金剛山の四季」に大歓声


 金剛山歌劇団今年度最初の公演が25日、昼夜2回にわたり岐阜市民会館大ホールで行われ、会場に詰めかけた3300余人の観衆らは情緒あふれる朝鮮の歌と舞を堪能した。

 公演は第1部「民族音楽の響き」、第2部音楽舞踊組曲「金剛山の四季」が上演された。

 公演第1部では、共和国最高峰の音楽コンクールである第11回「2.16芸術賞」コンクール民族木管楽器部門で堂々第1位に輝いた李在洙さんが演奏したチョッテ独奏「天の川と鳳凰」をはじめ、チャンセナプ二重奏「リョンガンキナリ」、チャンセナプ独奏「ブランコに乗る乙女」、民族楽器合奏「アリランと赤とんぼ」、男性独唱「女性は花」など、朝鮮を代表する歌と民謡、民族楽器の演奏が上演され、観客らを魅了した。

 また、第2部では、今年度金剛山歌劇団のオリジナルプログラムである音楽舞踊組曲「金剛山の四季」が舞台にあがった。金剛山の四季折々の移ろいと、そこに生きる人々の生活と風習を通じ、朝鮮民族の美しさ、伝統的な風習と礼儀道徳、高い精神性を舞台芸術に昇華させた作品となった。

 5000年の悠久な歴史と文化を持つ朝鮮特有の歌と舞踊に魅了された観衆らは、出演者らに絶賛の拍手をおくり、公演成功を祝った。

チャンセナプ独奏「ブランコに乗る乙女」(チェ・ヨンドク) チョッテ独奏「天の川と鳳凰」(リ・ジェス) 男性独唱「女性は花」(リ・ヨンス)
第2部混声二重唱「愛の歌」 第2部「海のうた」(キム・ミョンスク)
第2部歌舞「景色も暮らしもよいところ」 第2部フィナーレ「うたおう金剛山」

観客の声

金剛山に行きたい

 あまりの美しさに圧倒された。私の憧れ、金剛山にいつか、行きたい!絶対行きます。どうしたら、行くことができるだろうか。私の願いをかなえて下さい。本当に感激した。(飯沼芙美子  岐阜市  主婦  56)

騒ぐ民族の血

 20年ぶりに見た。以前見た時の印象とずいぶん違った。民族の血だろうか。歌と踊りを見ると、父母を思い出す。同胞と接する機会が全くない私たちにとって、とてもいい機会だった。チケットを配って下さった支部の方に感謝する。(武田明美  45)

日朝の親交を

 この公演は、戦中派の私の朝鮮へのイメージを一変させた。ただただ平和を願う気持ちが高まった。今後も両国の親交を願っている。(西村博  岐阜市  無職  70)

いつまでも美しく

 今度で3回目の観覧。年々あか抜けており、本当に楽しみにしてきた。日本の良さが薄れていく今日、いつまでも朝鮮の美しさ、良さを末長く残して、私たちに見せてもらいたい。(杉山菊子  岐阜市  主婦  65)

キレイ!最高

 楽器演奏、とても凄かった。重たそうなものも使いこなしていたって感じ。踊りは、とてもキレイでびっくりした。動きが揃っていた。笑顔がとてもOK!また来たい。最高だった。(松田礼子  美濃加茂市  小学生  11)

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