同胞コミュニティー東西南北

同胞の笑顔が元気の源

福岡朝鮮歌舞団

ここに注目!

メンバーは女性5人、19〜24歳!
同胞集まる場なら九州全域どこへでも
昨年4月、ハンセン病療養所で初公演

 私たち福岡朝鮮歌舞団は、同胞が集まる場所なら九州全域どこへでも駆け付ける女性5人の集団です。メンバーは昨年朝高を卒業した19歳から24歳、全国で一番平均年齢が若い歌舞団です。

 時には長距離を走るトラックの運転手のように長時間車をとばし、時には男性が腰を抜かすほどの重い荷物を車に積んだりと、男の子顔負けの気合いと根性を兼ね備えています。歌舞団に対する情熱、同胞、組織、祖国を愛する気持ち、団員を思いやる気持ちも誰にも負けません。

 そんな私たちのおもな活動舞台は、同胞の結婚式や集まりです。同胞の笑顔が私たちの元気の源であり、1世のハラボジ、ハルモニたちが楽しくオッケチュムを踊る姿を見れば、それが明日への活力になります。

 昨年4月、初めて熊本にある国立ハンセン病療養所、菊池恵楓園に赴き朝鮮の歌と踊りを披露しました。恥ずかしながらその時までは同胞ハンセン病患者の存在すら知りませんでした。療養所には20数人の同胞がいらっしゃいましたが、ハラボジ、ハルモニたちは、涙を流しながら私たちの公演を見られていました。おそらく、朝鮮の歌、踊りを初めて観覧されたのでしょう。同胞社会で最も弱い立場に立たされていた患者らに喜びを与えなければ、と痛感しました。

 日本の市民との交流も心掛けています。大分県日田市には年に2度赴きます。5月に日田川開き観光祭、10月には日田人権フェスティバルに招かれています。民族芸術を通じて私たちの国をもっと知って欲しいし、朝鮮と日本が近い国になれば、と思っています。

 今後も同胞に愛される歌舞団を目指し、朝・日友好親善のかけ橋になれるよう、がんばっていきます。(メンバー一同)

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