同胞の店

めん喰ラーメン・やなぎ
(東京都稲城市)

テグタン風ラーメンが人気/月曜はラーメン3種300円で


 JR南武線南多摩駅前にある「めん喰ラーメンやなぎ」は、柳奎烈さん(66)が7年ほど前にオープンした店だ。

 地元を離れて板橋区で15年間、ラーメン店を経営していたが、実家のオモニ(母)が亡くなったのを機に、妻が地元で持っていた食品雑貨店の跡地を引き継いだ。現在は妻と2人で店を切り盛りする。

 店内には、若い頃に学んだという、柳さん自ら描いた趣味の絵画が飾られ、食事に訪れる客の目をなごませる。休日には近くの山や川辺を散策して描きためていくのだそうだ。

 柳さんが「夏場は最も数が出る」という一品が、テグタンスープ風の味付けの「辛口ラーメン」。牛バラ肉と各種野菜をじっくり煮込んだ特製の辛味スープは、のどを通るたびにじわっと効いてくる程良い辛味。リピーターも多い人気メニューだ。

 みそへのこだわりも同店の特徴。市販のみそに、タマネギや人参、煮干しなどをブレンドした特製みそを味付けに使う。既製品よりもコクが出ておいしいのだそうだ。毎週月曜日には、しょう油、みそ、塩のラーメン三種を300円で提供している。

 取材中、客が柳さんに「おいしかったですよ」と気軽に声をかけ、柳さんも気さくに答える。ほとんどがなじみの常連客とのことだ。(根)

 おすすめメニュー  辛口ラーメン(600円)、みそラーメン(550円)、野菜ラーメン(750円)

 営業時間  月曜〜金曜午前―11時〜午後2時、午後5時30分〜11時。土曜午前11時〜午後2時。日曜休。東京都稲城市大丸1350。TEL  042・379・0961。

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