兵庫ムジゲ会交流会、ボランティアら70余人が参加
「助け合う同胞社会に」
「兵庫ムジゲ会」(同胞障害児父母の会、李久美会長)の夏の交流会が12日、神戸市立フルーツ・パークで行われ、同胞障害者とその家族、県下朝鮮学校教員と生徒らによるボランティアメンバーなど、合わせて70余人が参加した。
子どもたちがボランティアと一緒にパーク内の遊戯施設などで遊ぶ間、保護者らは意見交換の場を持った。 李会長は、「隠れて暮らしている父母たちといかにつながりを持っていくのかが課題だが、これからもムジゲ会の幅を広げ、障害者と健常者が助け合う仲睦まじい地域同胞社会を作っていきたい」と語った。 西神戸朝鮮初級学校の金香淑教員は、「障害者も同胞社会の主人公だということを深く認識する必要がある。そのためにも、朝鮮学校の民族教育でもっと福祉に力を入れ、障害者一人一人に対する対応を強化していかなくてはならない」と述べた。 またボランティアとして参加した神戸朝鮮高級学校2年の李愛純さんは、「今年5月、日本の高齢者施設でボランティアを経験して以来、朝高生の間でも関心が高まっている。とくに同胞のことでは、傍観者になってはいけないと思う」と話していた。 |