春・夏・秋・冬

 15〜16日の2日間、平壌で開かれた「2001年民族統一大祝祭」。北と南、海外から4000人余りの同胞が参加し、6.15共同宣言のもと、民族自主統一運動にさらに拍車をかけていくことを誓い合った

▼驚いたのは、南から新千年民主党を初め学生、宗教、労働者、農民、漁民、女性、文化・芸術、平和、統一など220余りの政党、団体代表が参加したことである。南側からこれほどの大規模の参加者を得て、平壌で統一をテーマにした行事が行われた記憶はむろんない

▼軍事独裁政権のたび重なる逮捕・投獄にもひるまず、民族の手による自主統一を訴え一生を捧げた故文益煥牧師は生前、「南北の民衆が出会うこと、すなわちそれが統一なのだ」という趣旨の言葉を繰り返し述べていたことが今更のように思い出される

▼今回、大祝祭では北南各界、各団体同士の交流が行われた。6.15共同宣言後、労働者、農民たちによる交流は金剛山を舞台に行われてきた。それが着実に広がりを見せ、それぞれ共同宣言に沿って自主統一に向けて力を合わせていくことを確認した。「出会いはすなわち統一」を実感する

▼先日、徐萬述議長は南の雑誌「民族21」との対談の中で、総聯同胞の故郷訪問団事業をできるなら月1回か2ヵ月1回、100人余りの規模で継続していきたい、と語った。すでに4回実施されてきたが、6.15E共同宣言を背景に彼らが夢にまで見た故郷に残した足跡も「出会いはすなわち統一」だったと思う

▼米国が、日本が背を向けても、わが民族の統一への決意は固い。(彦)

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