本社記者平壌レポート

7、8月は海洋スポーツ月間


ソンドウォンに海水浴に来た子どもたち


 朝鮮では7、8月が海洋スポーツ月間となっており、この時期になると各地の海やプールは人々、とくに子どもたちでにぎわう。

 3面を海で囲まれた朝鮮には海水浴場が多く、どこの海水浴場にもジャンプ台やシャワー室などが常備されており、海水浴に適した環境が整えられている。

 またプールも各地にあり、夏の間は子どもたちの歓声でとてもにぎやかになる。

 青く茂った松林と白砂におおわれた元山地域のソンドウォンは、浜辺の広さと波の穏やかさから海水浴場としてはうってつけ。毎年7月10日頃からは連日のように元山市民をはじめ朝鮮各地から多くの人々が訪れ、8月20日あたりまでこの盛況ぶりは続く。

 先生の引率のもと、ソンドウォンを訪れた元山市内の子どもたちは、われ先にと海に飛び込み、水泳や水遊びを思う存分満喫していた。

 元山地域は老若男女を問わず、もっとも人気のある避暑地となっている。元山地域はソンドウォン海水浴場や国際少年キャンプ場など、とくに子どもたちに人気のある場所も多い。

 元山では例年7月から8月にかけて世界各国の学生たちを招待し、朝鮮の学生たちと親善キャンプを行っている。

 今年も先月の30日から中国、モンゴル、ロシア、タンザニア、ナイジェリアやドイツなど8ヵ国から来た学生たちと朝鮮の学生たちが、キャンプを楽しんでいる。

 元山で欠かせない名所に、名砂十里がある。天然記念物193号に指定されている名砂十里は、元山市の東南に位置し長さ4キロ、幅40〜100メートルの砂浜。

 砂はきめが細かくとてもきれいで、海岸沿いには松林と並んではまなすが咲き誇っており、まさに絶景といえる。海水浴場としてだけではなく、夕焼けと月夜の風景は見逃せない。

 名砂十里の近くには労働者や軍人の休養所もあり、大人たちでも休暇を十分に楽しむことができる。

 海洋スポーツ月間には、元山以外でも様々な地域でスポーツが奨励される。
【平壌発=姜イルク記者】

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