同胞コミュニティー東西南北

シニア全国制覇目指して

高麗サッカークラブ

ここに注目!

強い「朝鮮人サッカー」を
初の全国まであと一歩
練習増やし、選手層厚く

 私たち高麗サッカークラブは、関東地方に住む30〜50代の選手約40人が所属する同胞シニアチームです。全盛期の在日朝鮮蹴球団や東京をはじめ各地の朝高、朝大で活躍した選手らが名を連ね、結成から約20年の歴史を持っています。もちろん全員、自営業やサラリーマンなどの本業がありますが、単なる「草サッカー」とは思っていません。サッカーが好きなのはもちろん、全盛期の強い「朝鮮人サッカー」を見せようという気概を持って、誇り高くプレーしています。

 これまでも様々なシニアの大会で輝かしい成績を収めてきましたが、今年、さらに大きなチャンスが訪れました。今年から、日本サッカー協会主催による40歳以上のマスターズの全国大会が開かれることになったのです。以前は、外国人選手が6人以上いる高麗のような「準加盟」チームに全国大会出場資格はありませんでしたが、今年から一部を除いて出場できるようになりました。

 私たちは現役時代、全国大会はおろか公式戦に出場できず「幻の日本一」と言われていた世代。初の全国大会出場へ燃えました。東京都予選7試合を勝ち抜き、7月15日の関東地区予選に出場しました。しかし決勝で、昨年のプレ大会で優勝した埼玉の代表に3―4の惜敗。敗因は、体力不足とケガです。高麗の中心メンバーが47歳であるのに対して埼玉は41〜42歳。また、全国大会への気負いからか予選でケガ人が続出し、ベストメンバーで臨めませんでした。

 本来なら勝てた試合。全国大会への道は決して遠くありません。悔しさをバネに、来年は全国制覇を目指します。練習量を増やし、関東地方の同胞シニアサッカーマンの受け皿となって選手層を厚くしたい。50代の全国大会もあるので、50代以上のメンバーはそちらも目指していきます。(金鐘振事務局長)

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