あの時、このひと言


 「朝鮮人も安心して入所できる施設を目指した。地域から国や民族の壁をとっぱらいたい。…高齢者を支える具体的な支援をすることがボランティアの最終目標だと思う」(兵庫県神戸市の特別擁護老人ホーム「ファボール星陵」の杉森昭生施設長。6月30日、課外授業の一環として神戸朝鮮高級学校の生徒らがボランティア活動をするため訪れた)

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 「人は自然の中に生きている。その自然には様々な感動があり、それに接するたびに大きな喜びを感じる」(東京・板橋区在住の登山愛好家、李福権さん)

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 「国籍法取得緩和法案を法理論的な見地からや諸外国の例などから見て反対できないと主張する人もいるが、われわれ在日同胞の存在自体が十九世紀的な国家観や、法律論的なもので整理できるものではない。在日同胞の歴史的経緯と、日本政府の一貫したやり方を見ると、権利だとありがたがるのは愚かなことだ」(「指紋カードをなくせ! 1990年協議会」の金静伊氏。日本の右傾化を憂慮し、在日同胞学者らが7日に東京で開いた討論集会に参加)

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