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総聯長野県本部代表ら、田中知事に強く抗議
県議会決議案全会一致で可決 総聯長野県本部(李光相委員長)の代表ら18人は5日、田中康夫知事の朝鮮冒とく・中傷発言と関連して長野県庁を訪れ、知事に発言の撤回と謝罪を求めた。 李委員長は席上、県民世論に多大な影響力を持つ知事が県政批判に対する反論の中で、朝鮮を結び付け誹ぼう中傷したことは絶対に容認できないと改めて厳重抗議し、崔在植同本部常任顧問は長野での朝・日親善運動と国交正常化のための努力に水をさす発言であると語った。これに対し知事は、在日朝鮮人に心痛を与えたことは恥かしいと思っていると答えたが、発言の撤回と謝罪は拒否した。一行は抗議後、記者会見を行った。 一方、6日に開かれた長野県議会で、田中知事の朝鮮冒とく・中傷発言撤回と謝罪を求めた決議案が全会一致で可決された。 福山大学長深く反省 同胞学生、入学拒否発言 福山大学(広島県福山市)の宮地茂学長が、今後は在日コリアン学生の入学を拒否する趣旨の発言をしたことと関連し、総聯広島県本部の金鎮湖委員長ら総聯代表は、民団代表とともに謝罪を要求していた問題で6日、同大学を訪ねた際、おわびの意を込めた回答書を学長から受け取った。 宮地学長は4月24日、学内における新規採用職員との懇談の席上で「朝鮮籍」「韓国籍」の学生の在籍の有無について話題が及んだ際に、今後は受け入れを拒否するといった趣旨の発言をした。 宮地学長は回答書で、差別の意図はなかったとしながら、「誤解を受けたこと自体深く反省し、お詫び申し上げる」「大学に国籍差別の事実はなく、今後ともかかることのないよう、学内において周知徹底するとともに、日朝の友好親善のため努力する」と強調、具体的には民族芸術交流などを活発に行っていきたい、と明らかにした。 6.15宣言1周年で社協が記念シンポ 「6.15北南共同宣言1周年記念シンポジウム」(主催=在日本朝鮮社会科学者協会)が7日午後、東京・白山の朝鮮出版会館会議室で開かれた。 シンポでは、李東埼・統一評論新社副社長、李南柱・朝鮮問題研究所所長、韓桂玉・大阪経済法科大学客員教授、本紙副局長らがそれぞれ6.15共同宣言の意義、宣言発表後の民族自主統一に向けての動き、経済交流・協力の現状、米ブッシュ政権の覇権戦略の動向などについて報告した。 その後、「北側の低い段階の連邦制案と南側の連合制案」をどのように理解するのか、また、ブッシュ政権の「対話再開提案」とそれに対する朝鮮外務省談話との間に接点があるのかどうか、などについて質疑応答が行われた。 朝米関係冷却させる 黄長Yの訪米問題で外務省代弁人 米下院外交委員会のハイド委員長ら共和党系議員らが黄長Yを米国に招待して聴聞会を開こうとしていることと関連し、朝鮮外務省スポークスマンは7日、今の朝米関係をさらに冷却させるものだと語った。スポークスマンは、黄の話に耳を傾ける人は誰もいないにもかかわらず、反朝鮮謀略策動に彼までも利用しようとする米国の企図に嫌悪感を禁じえないと指摘。こうしたことを見ると、米国が最近われわれとの対話再開を主張しているのも空耳にしか聞こえないと強調した。 アジア射撃選手権、朝鮮、男子団体で優勝 6日発朝鮮中央通信によると、タイ・バンコクで開かれている2001年アジア・クレー射撃選手権大会クレー・スキート男子団体で朝鮮が優勝した。パク・ナンス、ラ・サンウク、リ・ミョンソンの各選手が出場し、347点を獲得。またパク・ナンス選手が同競技男子個人で2位に、パク・チョンラン選手が同競技女子個人で3位に入賞した。 アジアレスリング選手権でも金、銀、銅 4〜6日、イラン・テヘランで開かれた第2回アジア青少年レスリング選手権大会で、朝鮮のリ・ジョンミョン選手がフリースタイル42キロ級で金メダル、キム・グァンシク選手がグレコローマン42キロ級で銀メダルを獲得した。また3選手が銅メダルに輝いた。 歴史わい曲で南の80団体、姉妹自治体に抗議を 南の80の市民社会団体で構成される日本の教科書を正す運動本部は9日、日本政府が歴史教科書の再修正を拒否したことと関連し、ソウル市内の公園で記者会見を開き、すべての南の自治体が姉妹関係を結んでいる日本の自治体を対象に決議案を採択して抗議訪問をすることなどを呼びかけた、3つの行動計画を発表した。これに先立ち6日、忠清南道の教育、市民団体の代表団が抗議のために熊本県議会などを訪れた。また同本部は、日本の各都道府県教育委員会に送る40万人の抗議書名を日本大使館側に手渡した。 |