トクアッパの子育て日記
初めてのミルクと入浴
生後1週目頃、オンマが高熱でダウンしたため、初めてミルクを飲ませた。首が座ってないので、左腕の上腕二頭筋と腕とう骨筋の間にアリョンの頭を固定させて飲ませる。スプーン1杯の粉ミルクに対してお湯20ミリリットルの割合で、計60ミリリットルのミルクを作った。熱くないかと3滴ほど試し飲みしてみるとあまりのまずさにオエーッ(涙目)。アリョンはゴクゴクというよりチューチューという感じでオエーッなミルクを飲んでいた。
吐いてしまわないように、背中をさすってゲップをさせた。ゲーッ!とゲップだけは一人前に大きかった。奥の部屋から「ちょっとーきたなーい、行儀わるいよアッパー」と鋭いオンマの声…ああ妻よ!決して俺ではありません。(涙) 何はともあれミルクを飲ませたあの日は、アボジになった事をさらに実感できた一日だった。 アリョンが生まれて2週間たった頃、お風呂はアッパの仕事なんだよーとまわりに言われ、お風呂担当になった(実はそれまでは、ぐにゅぐにゅ動くので怖かった)。もちろん入れる前のお風呂掃除もやっている。 初めてアリョンをお風呂に入れたその日は、冬だったので42度の湯船にいれた。熱かったのか泣きそうな顔になった。 少し水を足したら目をトローンとさせて「はぅー」と気持ちよさそうにした。分析の結果40.8度のお湯がちょうどいいみたい。耳に水が入らないように押さえていれる。俺の汗や水滴がアリョンの目にはいらないようにオンマのヘアバンドを借りて対策OK! 寝かすようにして頭と体を洗った。とくになでるように頭を洗っているときは、眠ってしまうくらい気持ちよさげだった。「かゆいところはございませんか?」、「はぅー」みたいな。 ここだけの話だけど、アリョンの頭と体の洗いからすすぎまで湯船の中ですませちゃった。あとで入ったハルベ、ハンメ、オンマ ごめん、ごめん。(玄徳盛・会社員、毎月第1金曜日連載) 玄亜怜 2000年11月6日生まれ。アッパ=玄徳盛(24)、オンマ=鄭秀香(27)夫妻の長女 |