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朝鮮学校にも安全対策を
京都府下の同胞代表、府・市当局に要請 京都朝鮮学園の鄭敏雄理事長と京都朝鮮第2初級学校の呉成元校長、同校教育会の白吉雲副会長とオモニ会の林玲順副会長、京都朝鮮第1初級学校・オモニ会の金和子副会長ら京都府下の朝鮮学校代表が6月21日、京都府と市当局を訪れ、朝鮮学校在校生に対する安全強化を求める緊急要請を行った。 代表らはまず、京都市長公室長と国際化促進室課長を訪ねた後、京都府文教課長と係長に会った。そして、大阪府池田小学校で起きた児童殺傷事件などの各事件は、朝鮮学校在校生とその父母らにも大きな不安を与えていると強調。府と市当局が朝鮮学校に対しても日本学校と同等に防犯カメラと感知センサー設置など安全のための具体的な対策を至急講じるよう求める要請書を提出した。 府と市当局者らは、要請を肯定的に受け止め、日本学校に何らかの措置を講ずる場合、必ず朝鮮学校に対しても同様に対応すると述べた。 東京、大阪などで朝鮮の講師が初授業 6月7日に訪日した朝鮮教員代表団の一部メンバーが、26日から東京朝高で生徒と教員を対象に朝鮮語の重要性、会話、読み書きなどに関する講義と授業を行っている。これに先立ち大阪朝高でも11日から13日間にわたって講義と授業を行った。朝鮮の講師が朝鮮学校で授業を行うのは初めて。授業を終えた講師たちは、自己の意思を流ちょうな朝鮮語で表現できないのは、家庭の中でつねに朝鮮語を使っていないからだと語った。また大阪府内の朝鮮学校を見学した講師たちは、同胞社会の中でも民族性が守られていることに感銘していた。一方朝鮮大学校(東京・小平市)でも講師らが国語と民族音楽、ボクシングの指導にあたっている。 30編の論文発表 科協学術報告会 在日本朝鮮人科学技術協会第41回学術報告会が6月23日、東京・国立オリンピック記念青少年総合センターで行われ、同胞科学者と技術者、関係者ら130余人が参加した。 報告会ではまず、@数学A物理学B化学、材料C生物、農学D機械、自動化、電子EコンピュータF土木、建築の各分野に分かれて、30編の論文が発表された。講演会の後、全体会議が行われ、報告と、この1年間に大きな成果を収めた会員に送られる科協学術奨励賞および技術開発賞の授与式が行われた。(経済・経営欄に関連記事) 電力部門の協力へ 平壌にスイスABB代表部開設 朝鮮駐在スイスABB代表部が平壌に開設された。28日、開設式が行われ、全勝勲・金属機械工業相とスイスABBグループの指導部メンバー、スネ・カールソン氏を団長とする同グループ代表団ら関係者が参加した。同グループは世界3大重電メーカーの1つ。今回の代表部開設は、朝鮮とスイス・ABB間の電力、機械工業をはじめとする各工業部門での協力実現に貢献することとなる。 ナイジェリア・ゴンベ州と経済・技術協力 朝鮮貿易省とナイジェリア連邦共和国ゴンベ州政府間の経済および技術協力分野における双務的協力に関する合意書が25日、平壌で調印された。 北南和解反対勢力の策動 外務省代弁人 朝鮮外務省スポークスマンは29日、南朝鮮のマスコミなどが報道している「難民問題」と関連し、彼らは難民ではなく法を犯した越境者であり、国連難民高等弁務官事務所北京代表部が彼らを第3国に移動させたのは、北南和解に反対する南の一部勢力と情報要員らの策動であると述べた。 ソウルで全国労働者大会、8000人が参加 報道によると、「韓国労働組合総連盟」が24日、ソウル駅前広場で組合員8000余人の参加のもと、「労働弾圧糾弾および生存権死守全国労働者大会」を開いた。 教育改革の実現を 全教組がハンナラ党に抗議 報道によると、全国教職員労働組合(全教組)所属の2000余人が同日、ハンナラ党党舎前で抗議集会を開いた。教育の腐敗を食いとめる改革案がハンナラ党の反対で「国会教育委員会」にも上程されなかったことを抗議してのこと。今臨時国会で私立学校改正案が処理されるよう、ハンナラ党が積極的に出ることを求めた。(朝鮮通信) |