同胞コミュニティー東西南北

歌で民族心呼び覚ます

朝青滋賀・重唱サークル「歌話団」


滋賀初中創立40周年祝賀パーティーで
(船上パーティー、昨年12月)

ここに注目!

◆サムルノリや漫才も
オリジナル曲作詞作曲
◆内外で引っ張りだこ
◆地域で楽しく集える場を

 「民族の歌で若い世代の民族心を呼び覚まそう」という熱い思いで、1998年11月に結成されました。最初は歌だけだったのが、いつしかサムルノリが加わり、漫才まがいのこともやりだしたので「歌話団」と名づけました。

 現在、講師を含め14人で活動しています。毎週木曜日の夜、滋賀朝鮮初中級学校(大津市)、またはスタジオを借りて練習していますが、なかには金明植さんのように、片道1時間半かけてやって来る人もいます。また「歌話団」のホームページ(http://www15.u-page.so-net.ne.jp/sj8/kwon/)を制作している権敬順さんが唯一の女性メンバーです。

 これまで様々なイベントやコンクールに出場しましたが、一番うれしいのは、自分たちが作詞作曲した歌を聴いて、同胞が喜んでくれたりほめてくれるときです。

 昨年2月の滋賀初中創立40周年記念芸術発表会の日、私たちは、約2ヵ月かけて作った「スクールバスの運転手に捧げる歌」を初披露しました。この歌は、卒業生である私も含め同校の児童・生徒たちの送迎を30年以上続けている張雨雄先生の苦労や民族教育に傾ける情熱、先生への感謝の思いを込めて作った歌です。歌っていて魂が震えました。

 また、99年9月には近畿地方在日朝鮮人芸術競演大会で優秀作品に選ばれたのをはじめ、同年10月には総聯分会代表者大会、今年1月には、社民党滋賀県連の旗揚げ会にも招待され、歌を披露しました。そして6月9日、在日本朝鮮青年同盟第19回大会2部の「ウリノレ(朝鮮の歌)競演21」では審査員特別賞を受賞しました。そのほかにも滋賀初中や朝青の行事、同胞の結婚式などに引っ張りだこです。

 今後、活動を通じて地域の同胞青年らが楽しく集える場をもっと提供し、対外的な文化交流も行っていきたいと思っています。
(メンバー・金隆泰)

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