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6.15共同宣言に感謝

第4次総聯同胞故郷訪問団ソウル到着、家・親族の元へ

 【ソウル発=李松鶴、羅基哲記者】 第4次総聯同胞故郷訪問団(団長=孫晋★(サンズイに螢)・朝鮮通信社社長。随行員7人、記者2人の計80人で構成)が22日、東日本(成田空港)、西日本(関西空港)別にそれぞれ出発しソウルに到着、市内のホテルで家族、親族との再会を果たした。

 65年ぶりに故郷の地を踏み、親族と再会した総聯福岡・京築支部の金鐘道顧問(81)は、「65年という歳月はとても長かったが、決して悔いの残る月日ではなかった。6.15共同宣言の発表によって、家族、親族ひいては朝鮮民族が一つになれる環境が整えられた。祖国に感謝している」と述べていた。

 一行は23日から3泊4日の日程で、各地の生まれ故郷や先祖の墓、家族・親戚のもとを訪ねている。

助成金増額へともに運動

下関初中対外公開授業、市議、教育委員ら参観

 13日、下関朝鮮初中級学校(山口県下関市)の対外公開授業に、市議会議員8人と市の教育委員会委員が参加し、付属幼稚班から中級部3年までの全授業を参観した。

 その後、同校の朴享信校長をはじめとする教職員、総聯下関支部、女性同盟下関支部、商工会、青商会、学父母の各代表と議員らによる懇談会が行われた。議員らは、朝鮮学校の教育内容について、日本学校とまったく同じだとしながら、むしろ日本学校より水準が高いと述べた。また、議員らは今後、同校に対する教育助成金の増額を求める運動をともに行っていきたいと語った。【下関初中】

総聯長野県本部代表、田中知事に謝罪要求

 総聯長野県本部の崔在植委員長をはじめとする代表らは、田中康夫・長野県知事が朝鮮を中傷、冒とくする発言を行ったことと関連し20日、長野県庁を訪れ知事への抗議文を提出、謝罪を要求した。

 田中知事は、15日に県上田合同庁舎で行われた若手職員との懇談会と18日の記者会見の席上で、「衆愚政治だとかポピュリズムだとか言う人は北朝鮮にでも行けばいい」「北朝鮮では個人の尊厳ある生活、発言や行動の自由が(制限され)、極めて未成熟である状況…」などと発言した。

 抗議文は、発言が「地方行政の長としての責任を逸脱するもの」だと指摘。日本の歴史教科書のわい曲に見るように、過去を正しく清算せず、戦前をほうふつさせる民族排他主義風潮が強まっている点を強調しながら、「朝鮮のイメージを著しく損ね、県民の中で在日朝鮮人や民族教育に対する不信と敵対の感情をあおるものだ」と批判した。

 同本部は、16日に県政策秘書室に電話で抗議、19日にも知事あてに抗議文を郵送した。

金永南委員長が各国に祝電

 最高人民会議常任委員会の金永南委員長はアイスランド国慶節でオラルフ・グリムソン大統領(17日)、公式誕生日を迎えた英国女王のエリザベス2世(16日)、セーシェル国慶節でフランス・アルベール・ルネ大統領(同)に各々祝電を送った。(朝鮮通信)

白外相、グラハム牧師個人代表と会見

 白南淳外相は18日、表敬訪問した米宗教指導者であるフランクリン・グラハム牧師の個人代表メルビン・リ・チダム氏一行と平壌の万寿台議事堂で会見した。(朝鮮通信)

南の天道教中央総部一行、平壌到着

 南の天道教中央総部の金哲教領一行が19日、平壌に到着した。

 空港で、朝鮮天道教会中央指導委員会の柳美英委員長と関係者が一行を出迎えた。(朝鮮通信)

「キリスト教放送」の全労組員、期限ハンスト

 ソウルの文化放送によると、キリスト教放送の全労働組合員が18日、無期限ハンストに突入。12日の労組中央委員会で技術部門など全組合員が闘争に突入することを決定したのに基づき同日、行動に移行していた。

 同労組は、賃上げと制度改革などを求めて昨年10月から現在まで、9ヵ月間たたかってきたが、今回、全組合員のスト突入により、放送が中断される事態も発生しかねないという。

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