代を継ぎ民族と共に

〜女性同盟第25回大会から〜


 6日、東京朝鮮文化会館で開かれた女性同盟第25五回大会では、第2部に記念芸術公演が行われ、各地の女性同盟文化サークルで民族の歌や踊りなどの腕を磨いてきた女性たちが日頃の成果を披露した。その舞台は、職場で、そして家庭で、代を継ぎ民族と共に歩んできた同胞女性たちのすがすがしい歩みを映し出すものだった。

 茨城県中央支部「ムグンファ」コーラスサークルの李寿美さんは「茨城の学校には、寮生活や遠距離通学をさせながらも、民族教育を守っていこうという一心で子どもをウリハッキョに送るオモニが少なくない。その気持ちを代表して歌いました」と語っていた。また、埼玉県本部の女性たちは器楽重奏で「リムジンガン」を演奏し、聴衆の深い感動を誘った。彼女たちは、昨年9月「同胞女性としてどう生きるか」をテーマに開いた催しを機に楽団を結成し、3ヵ月に渡り特訓を重ねたという。メンバーたちは「この曲に、民族が再びひとつになることを願う気持ちを込めた」と口をそろえた。

 満場の拍手喝采を受けたのは、東京都本部顧問たちだった。「この世に道は多かれど、われらの道はただひとつ…」。民族の誇りを守り抜いてきた半生を、切々と歌いあげる顧問らの姿に、目頭を押さえる人も見られた。

 「民族のバトンを受け継いでいくのは、決して難しいことではありません。それは民族の言葉や歌を伝えていくことであり、その道は、何よりオモニたちが民族と共に、堂々と歩んでゆくことなのです」

 司会を務めた文圭生(兵庫県尼崎東支部)、趙玉実(尼崎西支部)さんの言葉は、大会参加者たちの熱い共感を得た。

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