あの時、このひと言


 「法案を作った政治家たちは、『戦後補償の一環』などと聞こえがいいことを言っているが、だまされてはいけないと思った。歴史教科書からも日本の侵略の事実が消えている。特別永住者をターゲットに定めたのは、在日同胞が日本の侵略戦争の『生き証人』だからだ。その存在を消し、侵略の歴史の事実を闇に葬り去ろうとしているのだ」(与党3党が成立をめざす「日本国籍取得緩和法案」に対して。立命館大学3回生の李圭浩くん)

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 「経済状況が困難であったため、『事務所は補修だけすればよい』という意見も出た。でも、何度も話し合いを進める過程で、『1世が生きているうちに事務所を建て、愛国愛族のバトンを(次世代に)渡そう』と合意した」(5月13日に竣工した総聯大阪中東支部事務所「八尾・柏原同胞会館」建設委員会・崔貴龍委員長)

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 「放課後から夕方までの空いた時間を、母親のように面倒をみてくれる人に見守ってもらいたい」(北海道初中高の寮に10年ぶりに初級部1年生から入った洪允澤くんと成華ちゃんの両親、洪允哲、権美重夫妻)

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