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大阪ムジゲ会結成

健常者、障害者−共に歩む同胞社会を

 大阪在住の同胞障害者・障害児とその家族のネットワーク組織「大阪ムジゲ会」結成の集いが2日、中大阪朝鮮初中級学校で行われ、結成準備連絡会会長の徐貞子さん、「在日トンポ福祉ネットワーク」臨時代表の慎英弘・花園大助教授、同胞障害者・障害児とその家族60余人、ボランティアの同胞ら計110余人が参加した。

 徐さんは準備活動の報告で、「同胞社会においても健常者と障害者、健常児と障害児が共に暮らす成熟した社会を築き上げたい」と述べ、大阪での組織結成を機に、障害児に対する偏見の克服など現状改善に向けて一歩一歩着実に歩もうと呼びかけた。

 また、慎助教授は、「大阪でこういう組織を作るという20年来の夢が叶い感無量だ。推定2万数千人と言われる同胞障害者の多くが、孤独な生活を送っているという事実をしっかりと捉えるべきだ」と語った。集いでは、初代会長に徐さんを選出した。また、この後、同校グラウンドで焼肉パーティーが催された。同会では当面、月に1回定期的に交流と勉強の場を設け、8月に長野で開かれる「在日トンポ福祉ネットワーク」の第1回総会に多くの会員が参加する予定だ。

四日市同胞運動会

新世代中心に企画

 6.15北南共同宣言発表1周年記念三重・四日市同胞運動会(主催=同実行委)が3日、四日市朝鮮初中級学校で行われ、同胞ら約200人が参加した。

 昨年の北南共同宣言発表を機に、同胞たちの間で高まる祖国統一実現への思いを寄せ集め、より民族性にあふれた同胞コミュニティーを築いていこうと企画されたもの。30代の男性らによる「オッパ(兄)会」をはじめ、青商会、朝青などの新世代メンバーが中心となって実行委を結成、準備を進めてきた。

 当日は、幅広い世代の同胞が集い、家族競技や分会対抗リレーなど様々な競技が行われた。参加者全員による農楽も好評だった。市内に暮らす1世同胞は、「こんなに多くの同胞が一緒に楽しいひとときを過ごせてとてもうれしい」と感想を語っていた。

22日から総聯同胞故郷訪問団

第4次、5泊6日の日程、各地から80人参加

 第4次総聯同胞故郷訪問団が、17日から22日にかけて南朝鮮各地の故郷を訪れる。崔秉祚・総聯中央財政委員会委員長を団長に1世同胞106人、随行員10人、記者4人の総勢120人で構成されている。

 訪問団は5泊6日の滞在期間中、3泊4日(18日〜21日)の日程で故郷を訪問し、長い間生き別れになっていた家族、親戚と再会する予定。

 61年ぶりに弟、妹と再会する諸斗善さん(78、女性同盟兵庫県宝塚支部顧問、慶尚南道出身)は「願っていた統一が実現したよう。感慨無量です」と語っている。

 在日同胞のほとんどは朝鮮半島南部出身。解放後、朝鮮民主主義人民共和国を支持した人たちは南の反共、反北政策により、故郷の地を踏むことができなかったが、6.15南北共同宣言を受けて、7月にソウルで行われた第1回南北閣僚級会談で北側が総聯同胞の故郷訪問問題を提起。南側と合意し、「第1次訪問団」として9月22日から27日まで50人の1世同胞が故郷を訪問し、離れ離れになっていた肉親との感激的な対面を遂げた。

チョゴリファションショー

7日がら平壌で

 北と南のモデルが出演する民族衣装展示会が7、8日の両日、平壌の青年中央会館で行われる。朝鮮アジア太平洋平和委員会の招待で2日に訪北した南のフッションデザイナー、李英姫さんのショー。南のデザイナーが平壌でファッションショーを開くのは初めて。展示会では、三国時期から李朝時期までの伝統衣装、チョゴリを現代風にアレンジした「生活衣装」など300余点が展示されるほか、北から子どもと男性モデル6人、南から女性モデル16人が舞台に上がる予定。

朝鮮アジア・アフリカ連帯委創立記念報告会

 朝鮮アジア・アフリカ連帯委員会創立四十五周年記念報告会が5月31日、平壌で行われ、同委委員長の廉順吉朝鮮職業総同盟委員長と市内の勤労者らが参加した。廉委員長の報告に続き記念映画が上映された。(以上朝鮮通信)

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