19全大会迎える総聯D
Q文化活動や統一運動は?
A祖国愛、民族愛を育む
民族文化運動を活性化させるうえで大きな契機となった文芸同の結成大会 | 大きな反響を呼んだ「歳月」公演 |
6.15共同宣言の実現に全力
Q 総聯は、文化活動を盛んに行っているという話ですが。 A 長い歴史を持っていますが、契機になったのは中央芸術団(1955年6月6日)、在日本朝鮮文学芸術家同盟などの結成 (59年6月7日)です。 とくに中央芸術団メンバーら在日同胞芸術家が74年4月、祖国で自らの技量を練磨し、公演を行ったことは活動を発展させる転機になりました。中央芸術団は同年8月29日、今や同胞社会で広く知られる「金剛山歌劇団」として生まれ変わりました。以後、歌劇「金剛山の歌」などの公演で大きな反響を呼び、結成から今日までの間に6500回を越える公演を日本各地で行い、延べ1400万人の人たちが観覧しました(昨年末現在)。 また、音楽舞踊分野では、昨年12月〜今年3月の舞踊組曲「歳月」の公演など、同胞の情緒と生活環境にマッチした大衆歌謡の創作と発表、それを通じた同胞たちへの民族心の浸透に力を傾けてきました。 同胞文化人たちの朝鮮語による創作も活発に行われ、祖国愛、民族愛を育む数多くの作品を収録した「文学芸術」(文芸同中央の機関誌)などが発行され、広く愛読されています。 Q スポーツの分野は? A 在日本朝鮮人体育連合会(54年7月28日)の結成以降、活発に行われてきました。 サッカー、ラクビーをはじめ様々な種目のクラブ、愛好会が各地に作られ、定期戦や中央レベルの大会などが行われています。とくに在日朝鮮蹴球団(61年8月25日結成)は日本の強豪チームと数多くの親善試合を行い、今年1月現在で1082戦879勝(79引き分け)の輝かしい成績をあげています。また、大阪朝高サッカー部が昨年の高校選手権大会に出場するなど、朝鮮学校のクラブの活動にも目ざましいものがあります。 Q 出版報道などの分野や祖国統一のための活動などはどうなんですか。 A 総聯の機関紙である朝鮮新報や対外向けの朝鮮時報、人民朝鮮、雑誌「イオ」、「祖国」などの出版物を発行し、同胞の耳と目、口となり、内外の情勢、同胞生活に関するニュースなどを迅速かつ正確に伝えています。 昨年の歴史的な6.15北南共同宣言以降は、その実現にいっそうの力を傾けています。また、総聯は一貫して祖国統一実現のために力を注ぎ、南の米軍、核兵器の撤退・撤収を求める署名運動や日本縦断徒歩行進を展開し、日本の世論に支持を求めてきました。(おわり) |