同胞コミュニティー東西南北

千葉サッカーの伝統作る

千葉朝鮮蹴球団

ここに注目!

◆県内同胞青年の交流の場に
◆在日本朝鮮人サッカー選手権で
上位入賞
◆県社会人リーグ1部目指す

 千葉朝鮮蹴球団は、サッカーを愛する千葉県在住の同胞青年たちの手によって、昨年4月に発足しました。18歳から26歳まで計15人が所属し、毎週月曜日の夜、千葉朝鮮初中級学校のグラウンドで汗を流しています。

 県内には、千葉、西部、東葛の3つの朝青支部にサッカー部があり、秋の在日朝鮮青年祝祭の県代表枠をかけたリーグ戦を行っています。しかし、県内の日本のチームと対外試合を行う機会はほとんどありませんでした。

 強いチームとの試合をこなすことで、チームと個人のレベルを高めるとともに、同胞青年同士の交流も深めたい。また、朝・日の友好親善という意味で、日本のチームとの交流も大事なことです。

 「地域に密着したクラブとして、3つのサッカー部の合同チームを作ろう」という意見が選手から上がり、一昨年の秋にチームができました。その後、昨年4月に現在のチーム名になり、秋の在日本朝鮮人サッカー選手権大会に参加しています。

 主な活動は、千葉県社会人リーグの試合です。県リーグには「FC高麗(こうりょ)」のチーム名で加盟し、80チームが所属する3部リーグで、5〜7月に毎週1試合をこなしています。ここで上位に入り、入替戦出場決定戦を経て、2部の下位チームとの入替戦に勝てば、2部に昇格できます。1部を目指し、着実に勝利を重ねていきたいと思います。

 私たちは、他の地方蹴球団に比べれば歴史も浅く、レベルも決して高くはありません。しかし、日本の全国大会・リーグ参加への門戸が開かれたことで、選手たちはやる気に満ちています。

 「自分たちが千葉の同胞青年サッカー界の伝統を作る」と言ったら大げさかもしれませんが、それぐらいの意気込みで、地域の同胞に喜んでもらうためにも頑張ります。(徐英澤主将)

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