同胞コミュニティー東西南北

オモニ合唱団つくりたい

女性同盟群馬・コーラスサークル「ムグンファ」

ここに注目!

◆新曲にどんどんチャレンジ
◆日本の大会朝鮮の歌披露
◆幅広くメンバー募る

 「ムグンファ(むくげの花)」は、県下の20代〜50代のオモニたちが集うコーラスサークルです。1998年11月の結成当時、メンバーは10人ほど。大の歌好きで、練習を重ねて技術を高め、様々な公演や大会にチャレンジしたいと威勢よくスタートさせました。

 現在のメンバーは18人。練習は毎月第2、4金曜日に、前橋市にある総聯群馬県本部で行っています。技術指導は、声楽の知識があり、ピアノ演奏もできる朝鮮大学校音楽科卒業生の崔容順さん(38)です。本部まで車で片道一時間半かかるにもかかわらず、自ら進んで受け持ってくれました。

 朝鮮、日本の歌を問わず幅広いレパートリーを目指しており、朝鮮民謡はもちろん、朝鮮の流行歌に関する情報をキャッチするとすぐに朝大から楽譜と歌詞を取り寄せ、練習の教本にしています。

 当サークル結成と同時期に、県下同胞の文化芸術活動を活性化しようと在日本朝鮮文学芸術家協会が結成され、毎年秋に芸術発表会を開催するようになりました。「ついに練習の成果を発揮する場ができた」と喜んだ私たちは毎回出場しています。昨年9月には、群馬朝鮮初中級学校創立40周年記念公演の舞台にも立ちました。

 また昨年は初めて「おかあさんコーラス」県予選にも挑戦し、日本の百余団体が出場したなか、故郷を懐かしむ朝鮮の歌を披露しました。残念ながら県代表には選ればれませんでしたが、関係者から「朝鮮語の響き、メロディーが心地いい」と評価をいただきました。

 好きな歌を楽しく歌って舞台にも立てる――。私たちはこの充実感をもっとたくさんのオモニたちと共有したいと、サークル参加を積極的に呼びかけています。

 今後の目標は、幅広い世代のメンバーをどんどん増やして「合唱団」をつくり、同胞や学校、対外行事にたくさん出演することです。(メンバー一同)

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