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「生き証人目の前に過去隠ぺい許せぬ」

南の性奴隷被害者 教科書記述後退で日本で抗議活動

 「生きている証人が目の前にいるのに、なぜ事実を隠すのか」。日本の歴史教科書から「従軍慰安婦」をはじめとする侵略の記述が大幅に削除されたことに対して、南朝鮮から性奴隷被害者の黄錦周、金恩禮さんが日本を訪れ抗議活動を行っている。支援団体の「韓国挺身隊問題対策協議会」のメンバーとともに4月26日に訪日した被害者らは同日、文部科学省に抗議の要望書を提出、27日には東京・永田町の衆議院第二議員会館前で座り込みを行った。

 白いチマ・チョゴリに身を包み、日本市民らとともに朝10時から5時間座り込んだ黄さん(写真中央)は、「日本はなぜ犯した罪を認めないのか。絶対許せない。文部科学省は教科書会社が書かなかったからしょうがないと言うが、事実を否定していることと一緒。日本が認めるまで死んでも死に切れない」と憤慨した。金允玉・挺身協共同代表は、「日本が右傾化していることに強い危機感を覚える。被害者、被害国が立ち上がらなければ」と語気を強めた。被害者らは1日、日本の市民団体主催の集会に参加し、帰国した。

総聯千葉、西部支部事務所移転/地域同胞生活の拠点に

 総聯千葉県西部支部事務所の移転(張相伯実行委員長)祝賀会が4月22日、新事務所で昼と夕の2回行われた。同支部は船橋、市川、鎌ヶ谷など6市に居住する同胞らを管轄している。祝賀会には、支部活動家、各団体職員、同胞約200人が出席した。

 テープカットが行われた後、李炳河支部委員長が記念報告。「新事務所を21世紀の同胞の事業と生活の拠点として築いていく」と抱負を述べた。続いて船橋市長、鎌ヶ谷市長からの祝電が紹介され、移転実行委員の1人で新事務所の補修に尽力した検見川分会の金構吉分会長に、感謝状が贈られた。

 事務所移転は、船橋市の都市計画に基づいて行われた。新事務所は、3階建てビル(敷地面積約80坪、延べ面積約75坪)で1階をテナントとして貸与。2階が事務所、3階が西部同胞生活相談綜合センター。(新住所=千葉県船橋市本町2―27―21、電話番号はそのまま=TEL 047・431・1117)

チーム・スピリットの再現

米・南の連合戦時増援演習/労働新聞が非難

 労働新聞4月27日付は、米と南が20〜26日に実施した「連合戦時増援演習」について次のように論評した。

 この演習は、兵力と装備の規模、訓練内容、性格においてチーム・スピリット合同軍事演習の再現であり、朝鮮を全面攻撃するための侵略的で挑発的な火遊びだ。米国の対朝鮮圧殺策動と北侵戦争騒動が繰り広げられる中で、朝鮮半島での民族的和解と団結、自主的平和統一への過程を順調に進めることは困難だ。米の好戦勢力が冷戦式の思考と行動方式から抜け出せず、侵略的な力の政策、戦争政策に固執している条件で、われわれの対応策がどのようなものかということは至極明白だ。(朝鮮通信)

ロシア訪問/朝鮮人民武力部長

  朝鮮高位軍事代表団(団長=国防委員会副委員長の金鎰※(吉が二つ)人民武力部長)が4月26日、ロシア訪問へ出発した。(朝鮮通信)

ラオス外相歓迎宴

 朝鮮政府は4月25日、平壌の万寿台議事堂で、訪朝中のラオスのソムサワット・レンサワット副首相兼外相一行のための宴会を催した。

 白南淳外相とソムサワット・レンサワット副首相兼外相がそれぞれ演説した。
(朝鮮通信)

教科書再検定を/南の市民団体、大邸で運動本部結成

 報道によると、南朝鮮・大邱地域の30の市民団体が4月27日、「日本歴史教科書不採択・再検定のための大邱運動本部」を発足させ、本格的な活動に入った。

 代表らは同日開いた記者会見で、「日本の歴史(わい曲)教科書不採択、再検定要求運動は、すべての市民が力を合わせて行うべき運動」と指摘。「今回の事態を、日本の誤った歴史を正してわれわれの歴史認識を再定立する機会とみなし、過去の問題であると同時に未来の問題でもある歴史教科書を正す運動に、最善の努力を尽くしていく」と明らかにした。

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