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ドイツで活躍中の在日同胞ピアニスト 朴佳蓮さん/国立交響楽団と共演 平壌でリサイタル チャンスくれた祖国に恩返し 【平壌発=金志永、李鉉民記者】ドイツに活動拠点を置く在日同胞ピアニストの朴佳蓮さん(30)が17日、平壌の牡丹峰劇場でリサイタルを行った。佳蓮さんは、第19回4月の春親善芸術祭(10〜18日)に出演するために平壌を訪れていた。 佳蓮さんは朝鮮の国立交響楽団(指揮=人民芸術家の金炳華氏)をバックに、ベートーベンのピアノ協奏曲4番を平壌市民の前で披露した。 東大阪朝鮮中級部出身の在日同胞3世である佳蓮さんは、1988年の第1回朝鮮民主主義人民共和国海外留学生選抜オーディションに合格。祖国の配慮によりドイツのベルリン音楽大学に留学し、首席で卒業した。現在、同大学ピアノ学部の講師を務めるかたわら、ドイツ国内で演奏活動を行っている。海外留学のチャンスを与えてくれた祖国に対する感謝の報告ともなった同リサイタルを客席で見守った母親の洪藤子さんは、「娘が平壌で、それも朝鮮トップの交響楽団とともに演奏するなんて夢のよう」と感激していた。 真相究明特別法を/日帝下の強制動員 南の議員、市民団体 報道によると、南の「国と文化を考える議員の集い」(代表=ハンナラ党の金元雄議員)、挺身隊問題対策協議会、民族問題研究所などが24日、国会議員会館で、「日帝下強制動員真相究明特別法」制定のための公聴会を開いた。 法案について説明したチャン・ワニク弁護士は「被害者の相当数が死亡し、わずかな生存者も高齢化している。しかし、われわれはその被害の内容と規模、制度的背景などの全体像を把握していない。早くしないと、真相究明自体が不可能になる」と指摘。金議員は、「不備な点を補完した後、賛同議員の署名を集め6月の臨時国会に提出する予定。まずは真相究明の方に焦点を合わせることにした」と述べた。 金容淳委員長が現代峨山会長と会見 24日に平壌に到着した鄭会長一行は25日、平壌を発った。 金永南委員長、英新共産党代表団と会見 金永南・最高人民会議常任委員会委員長が23日、平壌の万寿台議事堂でアンディ・ブルックス書記長を団長とする英国新共産党代表団と会見した。 ブルックス書記長は、昨年朝鮮では各分野において多くの成果が治められたことに言及し、とくに朝鮮人民が帝国主義者の孤立、圧殺策動を粉砕して社会主義を固守したのは、世界の進歩的な人民にとって大きな励ましになると述べた。 南が肥料支援へ 報道によると、南朝鮮政府は23日、国家安全保障会議を開き、朝鮮に肥料を支援することを決めた。20万トン規模になる見込みで、5月初め頃から送り始める予定だ。 |