健康事件簿


結核治療中断者が新たな感染源?

 15歳以上の結核患者の1割以上が治療を途中でやめていることが、厚生労働省の結核緊急実態調査でわかった。特に生活保護申請者や住所不定・ホームレス経験者の患者の4分の1が治療を中断していた。

 結核は早期発見と徹底的な治療で治癒できる。治療中断者が新たな感染源となって感染の拡大をまねいているとみられ、同省で対策を検討している。(読売新聞16日付)

日本、女性のがん死亡減ったが男性増

 日本人のがん死亡率はこの50年間で男性が1.5倍に増え、女性は逆に0.9倍と低下していることが23日、厚生労働省が公表した「がん(悪性新生物)死亡統計」で分かった。

 種類別に見ると、気管・気管支・肺のがんは男性では7%から10%に、肝臓や肝内胆管のがんでは同10%から13%へ増え、女性でも同傾向にある。子宮がんは16%から5%と大幅に改善した。胃がんの率も減少している。(毎日新聞24日付)

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