同胞コミュニティー東西南北

若い世代に民族の誇りを

朝青大阪・東成支部

ここに注目!

◆地道に同胞青年訪問
◆青年学校を交流の場に

 朝青大阪・東成支部には、年間40回以上、月に3〜4回のペースで、支部や班の役員を務める朝青員たちが集まります。

 支部で把握する地域の130余人の同胞青年みなが、朝鮮人であることに誇りを持ち、地元の同胞社会を共に作っていけるようにするには、どうすれば良いのか。支部には様々なイベントや交流会のアイデアが持ち寄られ、毎回、遅くまで話し合いを続けています。

 東成支部で最も力を入れているのは、地域の同胞青年宅への戸別訪問です。

 21世紀の同胞社会を担うのは3.4世の若者です。しかし、東成地域に暮らす同胞青年の半数以上は、自分の国や民族に関心がなかったり、朝鮮人であることを隠しています。

 彼らのもとを一人でも多く訪れ、朝鮮人として堂々と生きる素晴らしさを教えたい。そして、同世代の同胞が集まる場に参加し、自分と同じ境遇の子たちと触れ合うことで「民族」としっかり向き合ってほしい――。東成支部では、各班ごとに地元の同胞青年宅を一軒一軒訪れ、彼らと直接、向かい合って話をするよう心がけています。

 3年前の4月に開講した朝青東成青年学校も、その一環です。

 朝鮮語を学ぶという本来の目的にとどまらず、受講生と同年代の朝高生が講師を務めることで、朝高生と日校生が触れ合い、ネットワークを築く場にもなっています。現在も、大阪朝高3年の男子生徒を講師に、5人の日校生が学んでいます。

 昨年1年間の活動の成果を踏まえ、今年、どう活動していくか。交流会やイベントなど様々な形での活動が考えられますが、特別に奇をてらったことをせずとも、今までと変わらず、同胞青年を1人1人地道に訪ね、彼らと日常から交流を重ねていけば、自然と地盤は固まっていくものと考えています。(全R佑委員長)

日本語版TOPページ

 

会談の関連記事