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各地から同胞の真心、目標額超える/岐阜・各務原在住の李滉くんに肝移植手術支援募金 肝臓がんにおかされた同胞青年、李滉さん(18)を救おうと、岐阜県同胞生活相談綜合センターが立ち上げた「李滉君を支援する会」(李賢植代表)が12日、記者会見し、2月から進めてきた募金運動の結果報告を行った。 李滉さんは岐阜・各務原市に住む李慶八さんの長男。8ヵ月もの闘病生活を送ってきた。 完治するには海外で肝移植手術を行う以外に方法がなく、そのためには2000万円というばく大な費用がかかることを知った同センタ―が支援する会をつくり、全国に募金を呼びかけてきた。 「支援する会」が記者会見 この間、支援する会あてには県下同胞をはじめ、口コミや本紙2月22日付など、各紙記事などで事情を知った総聯各機関、朝鮮大学校や各地の朝鮮学校児童・生徒と同胞、李さんが通っていた高校を含む多くの日本学校の児童・生徒、およびPTAなどから募金が寄せられた。 その結果、12日現在の募金総額は、目標をはるかに上回る2774万3896円に達した。父親の李慶八さんは、同胞同士助け合おうと先頭に立って運動を進めてくれた岐阜センター、総聯や各地の同胞、生徒たちの真心のこもった温かい支援に心から感謝しているという。 知ってほしい、ウリハッキョ 東京第4初中のためのチャリティーコンサート/未来をキミたちに 舞台は、「桃色吐息」などのヒット曲で知られる在日同胞作詞家、康珍化さん(47)が作詞した同コンサートの主題歌「明日またあいましょう」の大合唱で幕を閉じた。同支部管下に暮らす親せきを通じて依頼を受けた康さんが快諾。同校のために歌詞をプレゼントした。作曲は金剛山歌劇団の歌手、李栄守さん。 終了後、コンサート収益金200万円が同校と足立区社会福祉協議会に寄贈され、会場ロビーに設置されたスクールバス購入のための募金箱には7万228円の募金が寄せられた。 障害年金訴訟敗訴/在日同胞元軍属ら 訴えていたのは、滋賀県に住む姜富中さん(80)と、96年に74歳で死亡した大阪府の鄭商根さんの遺族。同胞を対象から除外する援護法の規定が放置されているのは憲法違反だと主張したが、退けられた。 朝鮮に白米5000トン/ベトナムが支援 12日、平壌の人民文化宮殿で行われた寄贈式には、朝鮮水害対策委員会の李容錫副委員長ら関係者と、第19回4月の春親善芸術祭のため訪朝しているボ・ホンクァン文化情報次官を団長とするベトナム政府文化代表団メンバー、ド・ティ・ファ駐朝ベトナム大使と大使館員が参加。ボ・ホンクァン文化情報次官が寄贈証書を伝達した。 米NMDを非難/朝鮮代表、国連軍縮会議で ニューヨークで開かれた国連軍縮会議で10日、国連駐在朝鮮常任代表が演説し、米国の新政権が「米本土ミサイル防衛(NMD)システム」樹立への口実作りのため朝鮮の「ミサイル脅威」をうんぬんし、「ならず者国家」のレッテルを貼り続けるなど盛んに言いがかりをつけていると指摘。米国がこうした態度を取り続ける以上、「われわれはやむを得ず対応措置を取らざるを得ない」と強調した。(朝鮮通信) 国連人権委で日本批判/教科書問題で北南、中国 報道によると、11日、ジュネーブで開かれた国連人権委員会・子どもの権利保護に関する一般討議で、北南朝鮮、中国の政府代表が、歴史わい曲教科書を検定合格させた日本政府をそろって批判した。 朝鮮代表は、「軍国主義復活を狙った計画的で陰謀めいた策動だ」と非難し、「このような教育を受けた新しい世代が、どのような道を歩むかは明白だ」と主張。南朝鮮代表は「若い世代の未来を傷つける愚を犯さないために、過去の過ちをありのままに認めなければならない」と指摘した。 |