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朝鮮で最高人民会議/内閣の活動状況と課題、予算など審議

 朝鮮最高人民会議第10期第4回会議が5日、平壌の万寿台議事堂で開かれ、最高人民会議の代議員と共に、党、武力機関、政権機関、内閣委員会と省、中央機関、社会団体、科学、教育、文化芸術、保健医療、出版報道部門の活動家がオブザーバーとして参加した。

 朝鮮国防委員会委員長の金正日総書記をはじめ、党・国家の指導幹部である金永南、趙明禄、洪成南、金永春、金鎰普A全秉浩、延亨黙、李乙雪、楊亨燮、白鶴林、李勇武、金鉄万、桂応泰、韓成竜、崔永林、金允赫の諸氏、天道教青友党の柳美英委員長、最高人民会議常任委員会の委員らが幹部壇についた。

 会議では@内閣の2000年の活動状況と2001年の課題についてA2000年国家予算執行の総括と2001年国家予算についてB最高人民会議の休会期間、最高人民会議常任委員会が採択した法律の承認についてC組織問題――の4議題が討議された。

 洪成南総理が第1議題、文一峰財政相が第2議題に対する報告を行い、議題に対する討論が行われた。

 会議では、最高人民会議の決定「朝鮮民主主義人民共和国内閣の活動報告と2000年国家予算執行の総括の承認について」、最高人民会議の法令「朝鮮民主主義人民共和国の20001年国家予算について」、最高人民会議の法令「朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議常任委員会の政令『朝鮮民主主義人民共和国の加工貿易法の採択について』の承認について」、「朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議常任委員会の政令『朝鮮民主主義人民共和国の閘門(こうもん)法の採択について』の承認について」、「朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議常任委員会の政令『朝鮮民主主義人民共和国の著作権法の採択について』の承認について」をそれぞれ採択した。(朝鮮通信)

街かどデイハウス―吹田トンポマウルオープン

暮らしいきいき、楽しんで/同胞高齢者対象に温泉旅行、囲碁など

 街かどデイハウス「吹田トンポマウル(同胞村)」が2日、大阪府吹田市の吹田朝鮮会館2階にオープンした(写真は開設祝賀会)。総聯吹田支部が22年前から施設の改装など行政の認定を受けるための準備にほん走。大阪府が施策し、吹田市が推進する「街かどデイハウス事業」に参加する形で発足した。大阪府と吹田市から合わせて年間約900万円(初年度)の補助金が支給される。

 対象は、吹田市と摂津市に居住する65歳以上の同胞。要介護の対象者とならない同胞高齢者が、健康で心身ともに自立した生活を送れるよう手助けするための日帰り介護サービスを提供している。

 同支部事務所を改装した施設にはマッサージチェアや血圧計などが揃っている。今後は囲碁や日帰り温泉旅行、各種文化教室も行っていく予定だ。

 責任者の李茂男・吹田支部委員長は「愛国事業に一生を捧げてきた1世同胞が、毎日を生き生きと楽しめる場にできたら」と抱負を語った。

教科書問題、共同対処へ/IPU参加の北南代表団

 報道によると、キューバ・ハバナで開かれていた列国議会同盟(IPU)総会に参加していた北南の国会議員代表団は3日、中国代表団も交えて共同記者会見を開き、日本の文部科学省が、アジア侵略の歴史をわい曲、正当化した教科書を検定に合格させた問題について、共同で対処していくことを明らかにした。

第2の朝鮮戦争誘発/労働新聞、米の好戦勢力を非難

 労働新聞5日付は論評を掲載し、米国の好戦勢力が朝鮮侵略の野望をあらわにしていることを非難した。

 論評は、フランクス米中央軍司令官が最近、米下院軍事委員会で、「二正面同時対応戦略」を引き続き維持しながら、「朝鮮半島など2つの地域で戦争が起きても米国は勝てる」と豪語したことに言及。この発言は、第2の朝鮮戦争をいつでも必ず挑発することを示唆したものだと指摘した。

 さらに、「米国が朝鮮戦争でなめた深刻な教訓を忘れ、侵略の火をつけるなら、一致団結したわが軍隊と人民は、あらゆる打撃手段と潜在力を総動員して打撃を加えるだろう」と警告した。(朝鮮通信)

韓総連が大会/新議長を選出

 報道によると、韓国大学総学生連合(韓総連)は6日、ソウル市内のホンイッ大学校で第九期代議員大会を開き、チェ・スンファン・釡山大学総学生会長(23)を新議長に選出した。

 チェ議長は、「合法的な闘争を通じ、大衆の情緒に合った運動を進め、韓総連を利敵団体と規定することが不当との世論を形成し」、「この世論をベースにわが民族同士が統一の門を開く年にしていく」と抱負を語った。

 なお、南朝鮮当局は、警察2500余人を動員して会場の同大学を源泉封鎖した。 

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