ニュースPICK−UP


広島朝校3位

第8回朝・日高校サッカー「ピョンファ杯」

 第8回朝・日親善高校広島サッカー大会「ピョンファ(平和)杯」(主催=同実行委員会)が20〜21日、広島市・揚倉山運動公園をはじめ市内4会場で行われ、広島朝高と大阪朝高のほか、昨年度の全国高校サッカー選手権大会に出場した山口・多々良学園高校をはじめとした近畿・中国地方の強豪と南の大邱工業高等学校など計12校が出場。多々良学園が優勝し、2位が大邱工業、3位は広島朝高だった。大阪朝高は5位。

 昨年の優勝校である広島朝高は、大会初日の予選リーグをトップで通過(1勝1分け)し、翌日の準決勝戦へとコマを進めたが、多々良学園に0−1で惜敗。3位決定戦で岡山作陽高校を2−1で下して3位となった。広島朝高の高隆志監督(34)は、「結果は3位だが、今後のチーム作りにおける課題を探ることができた。選手権の県予選(秋)に向け、ディフェンスを強化し、組織的なサッカーを展開出来るよう訓練していく」と語った。

世代越えた民族の舞

「歳月」巡回講演
東京で幕閉じる

 日本各地の朝鮮舞踊愛好家と関東地方の朝鮮学校生徒ら総勢200人が出演した舞踊組曲「歳月」(主催=公演実行委員会)が20日、東京・王子の北とぴあで上演された。昨年12月に大阪からスタートした「歳月」は大阪、名古屋、東京の3ヵ所を巡回、延べ6000人が鑑賞した。昼、夜にかけて2300人が観覧した東京公演では、高句麗時代から現代にいたる各時代を描いた17作品が上演。中でも「袖の舞」(文芸同神奈川)「チェパンウルの踊り」(東京、北関東朝鮮歌舞団)などの8作品は按舞、作曲、伴奏、衣装、舞台美術など朝鮮におけるトップクラスの芸術家が創作したもの。朝鮮に先んじて日本で披露された。

 植民地支配時の1世の生きざまを描いた「涙のアリラン」の主人公を務めた文芸同神奈川支部の朴秀子舞踊部長(50)は、「新しい世代が1世の思いを表現することが一番難しかった。1世の思いを伝えることに力を注いだ」と話していた。

4月6〜11日、80人が参加

第3次総聯同胞故郷訪問団

 第3次総聯同胞故郷訪問団が4月6〜11日、5泊6日の日程で生まれ故郷の地を踏む。

 団長は在日本朝鮮人教職員同盟中央本部の蔡鴻悦委員長。随員6人、記者2人を含む80人で構成される。6日、東日本の団員は成田空港、西日本は関西空港からそれぞれ出発してソウルで合流し、7日から3泊4日の日程で各地の生まれ故郷や先祖の墓地、家族・親戚のもとを訪ねる。

 故郷の慶尚南道山清郡を訪れる金剛保険大分の梁在義支社長(72)は、「解放直後、故郷に帰った父に会えないまま50年以上が過ぎ、今回、やっと墓参りをするという念願がかなった。余生を北南共同宣言の実現のために捧げる決意をいっそう固くしている」と語っている。

一刻も早い謝罪、補償を

訪朝した日本市民団体
鄭大使らと意見交換

 15日から朝鮮を訪問している戦後補償要求市民活動家代表団(団長=土屋公献・元日本弁護士連合会会長)が19日、平壌で記者会見した。

 訪朝期間、被害者の聞き取り調査、朝・日国交正常化交渉担当大使の鄭泰和氏や被害者団体と意見交換した代表団は記者会見で声明を発表、帰国後、日本政府と国会に対して@日朝交渉を早期に開催し、謝罪と補償を行うA謝罪と補償は性奴隷被害者や強制連行などすべての被害者を対象にするB侵略戦争の事実を歴史教科書に記載する―などを求めていく、と表明した。

日本語版TOPページ

 

会談の関連記事