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関東大学リーグ参加へ
朝大サッカー、ラグビー部 朝鮮大学校サッカー部が関東大学リーグへの参加と、総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントをはじめ、天皇杯と国体を除く全国大会に出場する道が開かれた。またラグビー部は4月から関東大学ラグビーリーグに参加できることになった。地道な働きかけを続けてきた朝大・同胞スポーツ関係者、そして選手たちは、その努力の成果だとして大歓迎している。 サッカー部への門戸開放は全日本大学サッカー連盟が2月28日の理事会で正式に決定した。現在、朝大サッカー部は東京都リーグ2部。これまで大学サッカー連盟は、日本サッカー協会の規定により「準加盟」となる外国籍選手登録6人以上の朝大チームに、関東リーグおよび同リーグ昇格につながる都リーグ1部への参加を認めていなかった。すでに1月、日本サッカー協会が一般、小学校レベルの準加盟チームへの門戸開放を決定しており、今回の措置はそれに従ったものだ。 また朝大ラグビー部の関東大学リーグ参加はこれまで朝大が「1条校」でないという理由で認められなかったが、2月のリーグ総会で正式に認められることになった。ラグビー協会に正式に加盟することになる。朝大ラグビー部は昨年、関東学生クラブラグビー選手権で2連覇を達成。また練習試合の実績などから関東リーグ2部の実力だと評価されている。6部からスタートし、昇格を狙う。 同大サッカー部の梁相弘監督は「関東リーグ昇格はもちろん、優勝も夢ではない。そのためにも4月から実力強化に力を入れる」、ラグビー部の全源治監督は「長年の念願がかなった。最短期間での2部昇格を狙う。1部に昇格し、日本大学選手権に出場するのが最終目標」とそれぞれ抱負を語る。 2.16芸術賞 金剛山歌劇団 【平壌発=金志永、李鉉民記者】朝鮮でもっとも権威ある芸術コンクール、「2.16芸術賞」の個人・竹管部門で、金剛山歌劇団のチョッテ(横笛)奏者、李在洙さん(25)が在日同胞として初めて1等に輝いた。平壌の牡丹峰芸術劇場で8日、授賞式が行われ、康能洙文化相をはじめとする関係者らが出席。李さんに賞状とメダルが授与された。 「2.16芸術賞」は、金正日総書記の誕生日(2月16日)に際して毎年開催されているいわば若手芸術家の登竜門。数ヵ月間にわたり、各部門別に2回の予選と本選が行われる。今年で11回目を迎えた。 朝鮮各地の芸術団や音大などから優秀な団員、学生らが多数出場するなか、在日同胞も声楽、舞踊、民族楽器部門などで、金剛山歌劇団の団員や文芸同の盟員らが数々の入賞を果たしてきたが、1等は李さんが初めて。「私を育ててくれた祖国があって今日の栄誉があることを胸に刻んでいる。総聯の代表として大会に出場しながら、祖国と組織のありがたさをいっそう強く感じた」と語っていた。日本に戻った後、受賞を記念したソロリサイタルが開かれる予定だ。 日本の歴史ねつ造を非難 北南労組農民団体 北南の労働者団体と農民団体が11日、共同声明と共同アピールをそれぞれ発表し、侵略戦争を美化した日本の歴史教科書を糾弾した。 朝鮮職業総同盟と南朝鮮の全国民主労働組合総連盟、「韓国労働組合総連盟」が実務協議を、朝鮮農業勤労者同盟と南朝鮮の全国農民会総連盟間の実務会談を10、11日、それぞれ金剛山で開き、その席で発表した。 北南の労働者団体は共同声明で、日本がわが国を軍事占領し、植民地支配したことは、世界が公認する歴史的事実であるにもかかわらず、日本の反動層は不法で無効な「韓国併合」を正当化し歴史をねつ造している、と非難。北南の労働者は日本反動層の歴史わい曲行為を反対する共同闘争を進め、日本に謝罪と補償を要求する、と強調した。 また、農民団体も共同アピールで、内外の同胞に「日本の歴史わい曲策動を傍観してはならない」と訴え、すべての農民と同胞は固く連帯し、日本軍国主義の復活策動を阻止しようと呼びかけた。(朝鮮通信) 就職、入居情報網作り 留学同第22回大会 在日本朝鮮留学生同盟(留学同)第22回大会が9日、東京・白山の朝鮮出版会館で行われ、全国から集まった留学同に加盟する在日同胞学生と関係者ら、合わせて100余人が参加した。 大会では、金勲委員長が@全国の留学同支部で運動を繰り広げ、日本学校に通う同胞学生の民族性を守っていくA留学同が全国に展開する「LINKS」(就職、アルバイト、マンションの入居情報など身近な情報を提供する総合ネットワーク)を通じて、学生の生活面に関する問題を解決していくB朝鮮の統一に寄与するための運動を展開する――など、来学年度に予定している活動について述べた。続いて学生による討論が行われた。 大会では、朴栄致副委員長が新委員長に選出された。 |