同胞コミュニティー東西南北
トンポ集う場どこへでも 心と心つなぎたい
兵庫県朝鮮歌舞団
ここに注目! |
◆20〜40代にマッチした舞台作り |
◆初心忘れず創作に意欲 |
◆統一、朝・日友好へ対外公演増やす |
今年、兵庫朝鮮歌舞団は創団35周年を迎えます。10人のメンバーは、結婚式、支部や分会の集まりなど、トンポが集まる場所であればどこへでも駆けつけ、歌や踊りを披露してきました。近年続けている朝鮮学校での公演では、ウリマルを守って欲しいというメッセージを届け、3年前から毎年行っている幼児対象のぬいぐるみショー(女性同盟主催)では、民族教育の重要性を訴えてきました。
トンポたちは、「阪神・淡路大震災」(1995年)を機に、歌舞団により深い愛情を注いでくれるようになりました。 愛する肉親、朝鮮学校…。震災は同胞の希望と生活を一瞬にして奪いました。悲嘆に暮れるトンポたちに希望を与えよう、と被災地に赴いた私たちでしたが、逆に勇気を頂きました。トンポたちは強い意志を胸に、再建の力強い1歩を踏み出していました。喜びと悲しみを分かち合えたからこそ、トンポたちは歌舞団を大事にしてくれている、と自負しています。 今年、私たちは5つの目標を立てました。@創作意欲を高めるA対外公演を増やすB視野を広げ、学習を深めるCメンバーを思いやるD入団当時の気持ちを忘れずに頑張る――です。 同胞のニーズにこたえる公演作りは常に求められていることですが、今年は20〜40代の同胞にターゲットを定めます。現在、彼らが若い頃に口ずさんだ歌を選んだり、若い世代にマッチした民族性あふれる演目を準備しています。 対外公演を増やす目的は、日本学校に学ぶ同胞児童、生徒たちに朝鮮の文化のすばらしさを知って欲しいし、より多くの日本市民に朝・日友好を訴えたいからです。 年間150回近い公演を行っていますが、1人でも多くのトンポや日本市民の心と心をつなげ、その心のつながりが祖国統一を遂げる道につながれば、と思っています。(兵庫朝鮮歌舞団一同) |