民族性溢れる演目に拍手

ワシントンなど5都市、史上初の巡回公演

朝鮮の芸術団


 朝鮮の芸術団による史上初の米国巡回公演が、2月10日から22日までワシントンなど5都市で行われた。

 「統一の扉を開く朝鮮音楽大公演」と名づけられた同公演は、6.15共同宣言の発表をきっかけにして高まった統一機運を背景に、「朝鮮の人民と活発に交流しよう」と、在米同胞全国連合会(総会長=ハム・ソングツ牧師)が主催したもの。公演は、ニューヨーク(10日)、シカゴ(13日)、ロサンゼルス(16日)、ヒューストン(19日)、ワシントン(22日)で行れた。

 ニューヨークのリンカーンセンターで行われた10日の公演は約1000人が観覧。チャイコフスキーコンクール受賞者のホ・グァンス、「2.16芸術賞」受賞者のソク・リョンヒをはじめとするトップクラスの歌手らが「鴨緑江の歌」など、民族性あふれる曲を披露した。とくに、在米同胞のグループ「ウルッ管弦楽団」と朝鮮の演奏家による「アリラン」の競演には、惜しみない拍手が送られた。

 ハン総会長は、「今回の公演は朝米間における初めての民間交流であり、公演を披露した芸術団は、ブッシュ政権発足後初めて米国を訪れた朝鮮の代表。両国の関係発展に肯定的な影響を及ぼすだろう」と語った。

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