同胞コミュニティー東西南北

朝鮮の歌通して交流を

女性同盟茨城・中央支部 ムグンファ合唱団

ここに注目!

◆着実に実力アップ
◆市や県のコンクールに出場
◆アイデンティティー再確認

 イベントなどがあるたびに集まって練習し、単発で合唱活動を行ってきた女性同盟茨城・中央支部のオモニたちが、「基礎をしっかりと身につけたい」と正式に合唱団を結成したのは4年前のことです。茨城朝鮮初中高級学校で合唱部を指導する張弘順、李日夏先生に本格的な指導を依頼し、練習も月2回、1時間、毎回きっちり行うことを決めました。現在、40〜50代のオモニたち15人が歌の練習に励んでいます。

 結成当初は「仲間内で楽しめれば」という気持ちでスタートしたムグンファも、「継続は力なり」という言葉通り、メンバーの熱意と先生の丁寧な指導でメキメキと実力を伸ばしてきました。

 一昨年の秋、先生方に「一生懸命練習してきたその歌声をぜひ一度ステージで披露してみては」と勧められたのがきっかけで水戸市合唱祭に参加しました。日本の合唱祭に参加するのは初めてで「本当にできるだろうか」と不安でいっぱいでしたが、「日本の合唱団に劣らない」という先生の言葉に励まされ、当日は大成功に終わりました。

 その後も市や県のコンクールなど、ステージを重ねるたびに得る感動や新しい発見はオモニたちの生活に張りを与えてくれました。応援に駆けつけてくれる家族の温かい声援も励みになりました。また何よりも朝鮮の歌を通して日本の合唱団との交流を深め、在日朝鮮人としての自己をより深く認識できるようになりました。

 今年はメンバー全員の希望により、練習回数を週1回に増やしたムグンファ。これからも幅広い同胞と、そして日本市民と、歌を通じた輪を広げたいと思っています。(趙明和・ムグンファ責任者、女性同盟茨城・中央支部文化部長)

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