アジア再侵≠ェ目的

朝鮮中央通信、野呂田発言を非難


 20日発朝鮮中央通信は、野呂田芳成衆院予算委員長が「大東亜戦争で植民地主義が終わり、日本のおかげで独立できたという国の首相もたくさんいる」と発言(18日、秋田県鷹巣町で行った講演の席上)したことを非難する論評を発表いた。

 論評は、野呂田発言の目的は、「日本の侵略史を美化粉飾、正当化し、新世紀にもアジアの国々を再侵略しようというもの」と非難した。

 そして、過去に日本の政治家の中で同様の発言が繰り返されていることについて、「日本という国と政治家が、侵略の歴史を反省、謝罪する意思が欠如していることが国際社会で公認されるようになった」と指摘。

 さらに、「問題は新世紀に突入した今日に至るまで暴言を繰り返す意図がどこにあるか」だとし、その目的は、「朝鮮とアジアの国々を再侵略しようという以外の何物でもない」と断じ、「(野呂田委員長が)侵略戦争を『「大東亜戦争』と名付けながら、それを正当化する弁明を並びたてたのは、それを立証している」と指摘した。

 論評は、朝鮮やアジアの人民は日本の侵略史を絶対に忘れていない、と強調。今後、「日本の反動勢力の軍国主義侵略野望に対していっそう警戒し、日本が過去を繰り返すなら絶対にそれを許さず、歴史の舞台から永遠に埋蔵するだろう」と警告した。

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