創立40周年記念美術展

埼玉初中


金賞「ライン下り」小4・鄭涼実(写真・上)
特別金賞「同窓生」中3・卞門怡(写真・左)

 創立40周年(4月6日)を迎える埼玉朝鮮初中級学校は記念行事の1つとして「のびのびすくすく21世紀美術展―創ろう、私たちの未来」を開いた。

 12、13日の両日、埼玉会館第3ホールには全校生の絵、写真、陶磁器、書芸や昨年第29回学生美術展の優秀作品などが所せましと展示されていた。

 「ただ絵を展示するだけでは面白くないと思った生徒たちは互いに知恵を絞り合って、間違い探しなどの工作に励みました。ホールで愉快に遊べるいろんな場を設けたのが特徴でしょう」(崔誠圭さん・美術教員)

 「パンはパンでも食べられないパンは?」という質問の文字と県内の駅名を記したダンボールを床に張り付け、駅から駅まで行く途中にどれだけ間違い探しができるかを競う遊びが好評だった。生徒や学父兄が一緒になってホールを1周し答えを探し合うなど、愉快な一時を過ごしていた。

 また、絵もユニークなものが沢山あった。懐中電灯を照らした人間の顔をリアルに描写したものや、いろんな表情をもった同窓生の姿を縦横に並べて描いた「同窓生」などが学父兄の目に止まった。

 第29回学生美術展で特別金賞を受賞した「同窓生」を見ながら「民族教育の素晴らしさを感じさせる作品だ」(徐珠代さん)と語っていた。

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新校舎1周年を祝い/長野初中

 長野朝鮮初中級学校作品展示会「新世紀にはばたけ! 朝鮮の子供たち」が1月14〜18日、松本市あがたの森で行われた(写真)。新校舎1周年の祝賀行事として開かれた同展では、日本のコンクール、第29回学生美術展で入賞・入選した作品や学校の歴史を伝える写真や絵などが数多く展示されていた。 長野初中

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