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朝鮮の芸術を堪能

宇部・小野田トンポフェスティバル 300人が喝采/山口

 第4回宇部小野田トンポフェスティバル2001(主催=総聯宇部小野田支部)が11日、宇部市文化会館(山口・宇部市)で行われ、宇部、小野田両市に在住する同胞と日本市民、宇部朝鮮初中級学校と交流を深めている日本学校生徒、その教員ら約300人が参加した。

 第1部の宇部初中生徒らによる文芸発表会では、民族器楽演奏や朝鮮舞踊、朝鮮語での演劇、合唱などにマジックショーを盛り込むなど、斬新なプログラムが披露された。

 続く第2部では、金剛山歌劇団の若手ミュージシャンらによる演奏が行われた。宇部・小野田地域で同歌劇団の公演が行われたのは4年ぶり。チャンゴ、カヤグム、チャンセナプなどの民族楽器が奏でるチャンダンの妙に参加者は、朝鮮の文化芸術の素晴らしさをたたえ、拍手を送った。

 同フェスティバルは、金正日総書記の誕生日(2月16日)に際し、支部が最も大きなイベントとして、98年から毎年催している。

疾病の早期発見に威力

心臓・脳など 予測診断システム/朝鮮コンピューターセンターが開発

 朝鮮コンピューターセンター(平壌)で最近、心臓、脳血管疾患予測診断システムを新たに開発した。

 コンピューターを利用して人体の心臓、脳血管系統で起こる異常の力学的過程をモデル化し、その経過をシミュレーションして、疾患発生の原因を探すシステムだ。いわばバーチャル診断とも言えるこのシステムにより、心筋梗塞をはじめとした数十の心臓、脳血管系統の疾患を早期発見、予測診断できる確率が大幅に高まった。

 このシステムは心電図、心音図、心臓超音波の測定をはじめ、心臓、脳血管系統の疾患診断にこれまで利用してきた10余の医療機器の機能を同時に果たすことができるため、大幅なコストダウンも図れる。従来、心臓、脳血管系統の疾患を総合的に診断するには2日間かかったが、このシステムを利用すれば30分で診断可能だ。

 現在、このシステムは平壌市の金萬有病院で利用されている。同病院の医師は「このシステムの最大の利点は、患者に物理的肉体的な負担がかからないことだ」と語る。他の多くの病院でも導入を検討しているという。【平壌支局】

「白頭山賞」国際フィギュアスケート

 第10回「白頭山賞」国際フィギュアスケート祝祭(写真)が12〜16日、平壌で行われ、ベラルーシ、イギリス、ウクライナ、中国、チェコ、フランス、朝鮮の選手団が参加し、技を競いあった。

 12日の開幕式には洪成南総理、楊亨燮・最高人民会議常任委員会副委員長をはじめとする、党および国家の幹部、外国人ゲストらが参加した。同祝祭は、自主、平和、親善の理念のもと、1992年から毎年平壌で行われている。

平壌音楽団訪日

 オーストラリアとブルネイを訪問する金東明貿易次官を団長とする朝鮮政府貿易代表団と、日本を訪問する朝鮮芸術交流協会の朴燐静会長を団長とする平壌音楽団が13日、それぞれ空路平壌を出発した。
(以上朝鮮通信)

米国の民間人虐殺、6月に民間法廷

全民特委発表 北南の代表参加

 報道によると、「米軍虐殺蛮行真相究明全民族特別調査委員会」(全民特委)南側本部が12日、朝鮮戦争勃発51周年2日前の6月23日に、米軍の民間人虐殺を裁く「コリア国際戦犯法廷」をニューヨークで開くと発表した。また、6月24、25日には、民間人虐殺の真相究明、平和協定締結、駐韓米軍撤収を求める国際行進(ニューヨーク〜ワシントン)を行う。

 同本部によると、同「法廷」は、昨年五月に全民特委が結成された時から議論されていた。「法廷」には南北の民間人代表が「原告」として出廷し、米国のトルーマン行政府を「被告」に立てる。「裁判官」は、朝鮮戦争時に「国連軍」として参戦した16ヵ国の代表と、第3世界の国家代表で構成する。なお、元米国務長官のラムジー・クラーク氏が参加を表明しており、クラーク氏は3月に虐殺事件があった黄海南道・信川郡、続けて南朝鮮の老斤里を視察する。

「国家保安法」改正求め与野議員が連帯

 報道によると、「国家保安法」の改正などを求め、南朝鮮の与野党議員らが14日、連帯組織を結成した。民主党のリ・ジェジョン議員、ハンナラ党のキム・ウォニュン議員をはじめとする少壮派20余人で、この日、国会内で初の会議を開き、活動方針について討議した。

 議員らは今後、「国家保安法」改革法案を作成、発議し、各党が自由投票を認めるよう運動を進めていく。

 少壮派の議員が政党を越えて連帯組織を結成するのは初めてのことだ。

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