差別・弾圧と闘い商工人を支える

商工連結成55周年 写真で見る活動の歴史


 本紙7日付既報のとおり、在日本朝鮮人商工連合会(商工連、会長=梁守政)は24日、結成55周年(1946年2月24日)を迎える。同胞の商工活動は、強制連行などで渡日を余儀なくされた1世が厳しい民族差別と激しい弾圧のなか、屑鉄回収や土木業など、限られた状況下で起業のすべを模索したところから始まった。それから55年間、商工連は、同胞商工人の企業権と生活権、財産権を守る権益擁護団体、経済専門団体として、厳しい経営環境、差別・弾圧とたたかい、彼らの商工活動をサポートしてきた。現在、全国46都道府県商工会と190余の地域商工会が地元同胞の経営と生活における便宜を図るべく精力的に活動している。商工連と同胞商工人の55年の歴史を写真で見た。
祖国と同胞商工人の直接貿易実現を訴えた「朝・日貿易推進朝鮮商工人大会」(61年6月、東京) 毎年、各地で催されている青商会主催の「ウリ民族フォーラム」(写真は北海道での第1回フォーラム、96年6月)

同胞企業に対する日本当局の不当な税務査察に抗議する同胞商工人たち(85年12月、東京) 同和信用組合上野支店に対する東京国税局の「強制査察」(67年12月年)
同胞商工人のスキルアップと経営ノウハウ取得を目指し、業種別セミナーもひんぱんに催している(写真は昨年11月の「朝鮮料理店経営集中講座」、東京) 全国各地の地域商工会では、同胞商工人の確定申告作業に対するサポートに大きな力を入れている(写真は昨年2月、東京・台東商工会)

商工団体と同胞商工人の歩み

1946. 2.26

在日本朝鮮人商工連合会結成
49. 2.11 「外国人財産取得令」適用に反対する在日朝鮮人商工業者大会
52. 6.20 「同和信用組合」(朝銀東京の前身)創業
53.11.23 在日本朝鮮信用組合協会結成
59. 6.15 商工連、第13回定期大会で総聯加盟を決定
61.12.23 祖国貿易第1船が出航
62. 4. 4 朝鮮商工会館竣工(東京・上野)
67.12.13 同和信用組合本店と上野支店を、東京国税局が強制査察、全国で抗議行動
73.11  在日朝鮮商工人生産品展示会(平壌)
78. 1 同胞商工人新春講演会、各地でスタート
79. 4. 5 商工連、国際商業労働者職業同盟に加盟
84. 7.24 「風営法」改悪に反対する在日朝鮮商工人緊急集会
85.12.16 同胞企業に対する日本当局の不当な税金弾圧に反対する在日朝鮮商工人大会
86. 6.16 合営事業研究会(総聯合営事業推進委員会の前身)設立
88. 9.19 商工連、第1回「遊技業共通カード」対策委員会
89. 4.15 朝鮮合営銀行設立
92.11.13 商工連主催の同胞企業経営者セミナー
95. 3.28 商工連、同胞飲食業者協議会を発足
9. 6 在日本朝鮮青年商工会結成
96. 2.26 商工連結成50周年記念集会

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