同胞コミュニティー東西南北

毎年学校に教材、 教具寄贈

宇部初中を愛するオモニの集い・「チンダルレ会」

ここに注目!

会員数は120余人
6割が非学父母、民団同胞も1割
日帰りツアーで親ぼくも

 「チンダルレ会」は、宇部朝鮮初中級学校を愛する地域のオモニたちの集いです。活動の輪を非学父母たちにも広げて民族教育の発展に尽くそうと、学校創立30周年を迎えた1990年の9月に結成されました。

 活動の内容は、月額1万円の「頼母子」の利子を蓄え、毎年、学校側が必要とする100万円以上の教材や教具を贈ることです。今年はさる11月、24万キロを走った通学バス「チンダルレ」の2代目を寄贈しました。

 会員は120人を超えます。その内訳は、6割が非学父母で、3割が学父母、1割が民団同胞です。非学父母のほとんどは、以前、オモニ会の活動に奮闘した面々です。

 活動は今年で12年目(12期)になりますが、メンバーは目立たずコツコツと民族教育を守るために惜しみない努力をしてきました。

 とくに7年間会長を務め、現在顧問の崔春子さんは「同胞みんなが一緒に」をモットーに、民団、未組織をはばからず、民族教育の必要性とその協力を多くのオモニたちに呼びかけ、会員の輪を広げてきました。

 また日帰りツアーや登山、運動会などを催し、会員間の親ぼくも深めてきました。

 「10年経てば山河も変る」と言いますが、時代とともに世代も代わり、ぶつかる壁もかつてとは違ってきますが、1世から受け継いだ愛校心は変らず、ますます熱いものとなっています。

 会長を務める呉千代子さんは、「新世紀にもっと輝く、団結した魅力ある会として、引き続き未来を担う子どもたちのためにできることをしていきたい」と抱負を述べています。
(役員一同)

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