私立並みの助成金を

神奈川の市民団体 県、 2市に要請書


 かながわ朝鮮問題研究ネットワークの広瀬禮子、岡部淳氏ら4人が11月27日、神奈川県庁を訪れ、神奈川朝鮮初中高級学校への私立学校並みの助成金を求める要請書を岡崎洋・神奈川県知事あてに提出した。川崎市、横浜市にも同様の要望を行った。同ネットワークが要請を行うのは3度目。

 代表らは各自治体の担当者に対し、神奈川県および横浜市、川崎市は朝鮮学校に対して理解ある政策を取っていて感謝しているが、創立50周年に際して校舎の補修工事を行った神奈川初中高に対する財政援助は皆無だったと述べた。

 そして、人種差別撤廃委員会、社会権規約委員会などの国連機関が日本政府に対して朝鮮学校への差別是正を勧告したことに触れながら、@神奈川県下の「私立外国人学校」に対する補助金を私立学校並みに増額することA施設の老朽化にともなう補修費の援助を行うこと――を求めた要請書を提出した。【神奈川支局】  

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