同胞コミュニティー東西南北

ネットワーク構築に全力

留学同北陸支部

ここに注目!

11月に結成
食事会がきっかけ
実情に合った独自性ある活動を

 留学同北陸支部は、福井、石川、富山の北陸3県の大学、専門学校に通う同胞学生の輪を広げようと、11月17日に新たにスタートしました。この地域では1960〜70年代、金沢大学を中心に留学同北信越連絡本部として活動をしていましたが、その後は休眠状態となっていました。

 今回の支部結成は今年5月、このたび委員長となった金沢大学工学部に通う崔祥恵さん(4回生、京都朝高卒)の呼びかけで、金沢近辺の大学、短大、専門学校に通う同胞学生約10人で食事会を始めたのがきっかけです。崔さんは昨年末、朝鮮大学校で行われた在日朝鮮学生学科別研究討論会に初めて参加し、各地の同胞学生と交流する過程に、「自分がいる金沢をはじめ北陸にも同じような仲間がほしい」と思うようになったといいます。そして崔さんが総聯石川県本部などの協力を得て、多くの同胞学生と連絡を取り合ったところ、朝鮮学校や日本学校卒業に関係なく、自分たちの置かれている立場についての考えや悩みなどで共通点を見つけることができました。その結果、あやふやな集まりではなく、しっかりとしたネットワークを作る必要があるとの点で意見が一致し、今回の結成に至りました。

 結成の集いで司会を務め、副委員長に選ばれた金泰宏さん(金沢大学医学部2回生)は、「支部を結成したのだから息長く、より多くの同胞学生を網羅したネットワークを築いていこう」と意気込んでいます。

 今後は、8日に東京で行われた留学同フェスティバルで学んだことを肥やしにして、各地の活動を参考にしながら、北陸の実情に沿った独自性ある活動を行っていくつもりです。そして、留学同支部が同胞学生たちの生活に密着した心のよりどころになるよう努めていきます。(メンバー一同)

日本語版TOPページ

 

会談の関連記事